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恋愛で、男性に言ってはいけない言葉、女性に言ってはいけない言葉は全く違う。「アサーション」の考え方

2014年3月5日 11時00分

ライター情報:千野帽子

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『アサーション入門ーー自分も相手も大切にする自己表現法』平木典子/講談社現代新書

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「いちばん最近、腹が立ったこと」にたいして、どう対応した?
上司の無茶振り。息子の駄々。友人の遅刻。乗り合わせた老人の、大声の通話。ネットニュースで見た政治家の発言。なんでもいいです。

デート中に入ったお店で、店員がミスをしたとき、ぐっと我慢した? おお、頑張ったね!
けど、それでもなんとなく不機嫌さが漂ってしまった? あるある。
店員のミスではなく不機嫌な自分のせいで、デートの雰囲気にケチがついてしまったね。ドンマイ。

「感情が豊かな人」と「感情的な人」は違う。これが「アサーション」という考えかたのキモらしい。
アサーションとは主張という意味だけど、最近ある分野では、「感情的にならずに感情や考えを伝える技術」の意味で使われている。
感情的というのは、動揺や恐れ、怒りといったネガティヴ感情に言動が引きずられて、攻撃的になったり、日常生活に差し障りが出るほどめそめそしてしまったりすること。
みっともないし周囲もつらい。感情的でありたいと思う人はいない。では、感情的にならないために、自分の感情を抑えつけてしまえばいいのか(非主張的)?
ところが、非主張的にやっていると、それはそれでつらい。言葉や態度が異様に冷淡に(あるいは冷笑的に)なってしまって、結局べつの意味で攻撃的になっていたりすることもある。つまり、非主張的なコミュニケーションも、結局は感情的な形になってしまうのだった。

では、どうすれば感情的にならずにコミュニケーションできるようになるのだろうか。

アサーションという考えかたを日本に紹介したパイオニア、もと東京福祉大教授の平木典子さんの『アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法』(講談社現代新書)によると、その第一歩は、不合理な思いこみを捨てることだという。
不合理な思いこみには、以下のようなものが含まれる。あなたの行動には、こういう考えかたに基づいていることがないだろうか?

(1)危険や害がありそうなときは、深刻に心配するものだ(そうすれば被害を避けたり、軽くしたりできる)。
(2)どんな仕事でも、やるからには充分に、完全にやらなくてはならない。
(3)人が失敗したり、 愚かなことをしたりしたとき、頭にくるのは当然だ。
『図解 自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ』[PHP]を参照しました)

 じっさいに考えてみると、
(1)心配すると冷静さを失うので、落ち着いて対処を考えたほうがいい。

ライター情報

千野帽子

文筆家。著書『読まず嫌い。』(角川書店)『文藝ガーリッシュ』(河出書房新社)『俳句いきなり入門』(NHK出版新書)など。公開句会「東京マッハ」司会。

URL:Twitter:@chinoboshka

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