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刃物をもったイケメン東柳啓介「あさが来た」122話

2016年2月24日 09時50分 ライター情報:木俣冬
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朝ドラ「あさが来た」(NHK 月〜土 朝8時〜)2月23日(火)放送。第21週「夢見る人」第122話より。原案:古川智映子 脚本:大森美香 演出:西谷真一
イラスト/小西りえこ

122話はこんな話


ようやく快方に向かい始めたあさ(波瑠)のことを、学校を休んで看病している千代(小芝風花)。憎まれ口は相変わらずだったが、母が刺されたことがトラウマになっていて、流し場で見た刃物に恐怖してしまう。

亀助と啓介


久々登場の亀助(三宅弘城)に和む。
「お前誰や?」とあさの甥っ子の藍之助(森下大地)を知らないことや、平十郎(辻本茂雄)の「へぇ」以外の饒舌さに驚くところや、大番頭になれなかったという話から時代の変化にしみじみし、「今日、何しよ」と頬杖をついて、オープニングという流れは、久々登場の亀助への愛情というサービス場面のように感じた。

はつ(宮崎あおい/崎の大は立)や惣兵衛(柄本佑)も見舞いにやって来て、半オールスター状態だった122回だが、最も大事なのは、エリート帝大生・東柳啓介の登板だ。
ナイフで林檎を切ったところで、千代が過剰反応し、それによって、今後、このふたりには何かしらあるんだろうなあと思わせる。

東柳啓介役の工藤阿須加は、福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督の息子で、大河ドラマ「八重の桜」の主人公の弟役、日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」では社会人野球の選手役で、凛々しさ全快にしていた。
最近では、「偽装の夫婦」(日本テレビ)が記憶に新しい。ヒーローに憧れる健やかな青年が、ゲイに好かれその愛を受け容れるという懐の深い役柄を演じていたのが印象的。スポーツマン=清潔感という理想にとても近いのが工藤だ。
これまで「あさが来た」は、新次郎も五代も成澤も、どこか飄々とした変化球タイプの男たちばかりだったので、工藤が演じる、千代のモデルである亀子の夫をモデルにした役・東柳の出現によって、珍しく正当派の直球の男を見ることができるのか、はたまた彼も変化球で来るのか、彼の後半戦での活躍に胸が高鳴る。
(木俣冬)

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ライター情報

木俣冬

著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『リッチマン、プアウーマン』『デート~恋とはどんなものかしら~』

URL:Twitter:@kamitonami

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