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「人工知能Alpha碁よ、お前は俺には勝てぬ!」がんばれ囲碁マンガ傑作5選

2016年3月16日 09時50分

ライター情報:米光一成

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Googleの人工知能「Alpha碁」と囲碁棋士・李世ドル九段の対局は、4勝1敗で人工知能の勝利に終わった。
おお、なんということ。
プロの目でも錯誤としか思えない手を連発して人工知能が勝利したことのショックは大きい。
18歳のプロ棋士・柯潔九段が「AlphaGo、お前は李世ドルに勝っても俺には勝てぬッッ!」と宣言したり、これからも囲碁がますます面白くなりそうだ。

そこで、「囲碁ってどんなゲームなの?」「囲碁ってどんなに凄いの?」ということを理解するためにオススメの囲碁漫画5選を紹介しよう。

『星空のカラス』(モリエサトシ・監修 穂坂繭 三段/花とゆめコミックス):Kindle版まとめ買
囲碁少年漫画の大傑作が『ヒカルの碁』なら、囲碁少女漫画の大傑作は『星空のカラス』だ。“19×19の盤上に変化は10の360乗 数千年の歴史の中で2つと同じ対局はなく その無限さに人は宇宙を見た” 「常に相手に響く手を打ちなさい」 おじいちゃんにそう教えられ囲碁を打つのが大好きな烏丸和歌13歳と、孤独な碁を打つ鷺坂総司のラブコメ的要素もありながら、ぐいぐいと囲碁がもつ凄みに迫る。ラブコメ的な要素を捨てるのではなく、人を好きになることと囲碁をやることを絡めて展開していく物語で読み始めると止まらないイッキ読み。大オススメ。オマケ漫画「りっちゃんのいご入門」も入ってるよ。

『ヒカルの碁』(原作 ほったゆみ・漫画 小畑健・監修 梅沢由香里/ジャンプ・コミックス):Kindle版まとめ買
平安時代の天才棋士に取り憑かれた少年ヒカル。囲碁が打ちたいという霊につきあわされて囲碁を打ち始めるが、どんどん囲碁にハマっていく……。囲碁を知らなくてもめっぽう面白い。囲碁を通じた青春成長物語であり、全23巻いっさいダレることなくラストも大感動の傑作。もし読んでない人がいるならばぜひ読むべし。漫画は『デスノート』『バクマン』の小畑健、監修は女流棋士の梅沢由香里。2000年第45回小学館漫画賞 、2003年第7回手塚治虫文化賞新生賞受賞。アニメ化、ゲーム化も。

『入神』(竹本健治/南雲堂)
小説家・竹本健治による囲碁漫画の傑作。竹本健治原作ではなく、本人が漫画を描いている。2人の天才が盤上で戦う時、何をどのように考え、没頭し、深みに潜り、高い場所に行き着くのかが、イメージとして手渡される。次の一手を考えることの凄みと、囲碁という無限世界に目眩をおぼえる。

ライター情報

米光一成

ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学客員教授。代表作「ぷよぷよ」「BAROQUE」「想像と言葉」等。

URL:Twitter:@yonemitsu

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