都内に住んでいるボクはスーパーマーケットが好きです。見知らぬ店を通りがかったら、店内を一周したりもします。買うつもりなんてなかったのに、店を出るとき右手にブロック肉を抱え、左手に長ネギを挿した袋を提げていたりします。そう。スーパーはとても楽しい食欲のワンダーランド((C)フルタチイチロー)なんです。
ところがこの数日、そのスーパーが楽しい場所じゃなくなってます。殺伐とした空気が漂っていて、見たことがないほど大量に商品を詰め込んだ袋を抱えている人もいます。どんだけお腹減ってるんだ……。しかも悲しいことに、普段スーパーに足を運ぶのを楽しみにしてる(と思われる)、おじいさんやおばあさんが空っぽの棚の前で、困り顔で立ち尽くす光景を見たのは一度や二度じゃありません。
地震が起きた11日(金)はいつも通りでした。知り合い同士は「恐かったわね」などと言いつつも、いつもの品揃えにいつものにぎわいがありました。12日(土)には少し様子が変わりました。パンが棚からなくなり、スナックやパスタ、カップ麺がかなり品薄になっていました。13日(日)にはカップ麺やスナック、パスタもなくなり、保存食はそうめんやうどん、それに冷凍食品が少し。でもいずれも品薄でした。ホワイトデーの14日(月)には保存食はほぼ全滅、ただし精肉など生鮮食品は余裕がありました。そして15日(火)は夕方の時点で精肉コーナーまでほぼ全滅。せっかく来たけど商品がないから……という心理なのでしょうか。でもみんなちょっと買いすぎじゃない? なんでいま、パンみたいに日持ちしないものを買い漁るのか……。水なんてカラのペットボトルに水道水を詰めておけばいいんだし。
ちなみに現在、店頭の棚にモノがない理由は主に3つ。1.被災地への支援物資が最優先になっていること。2.一部生産工場の稼働率が落ちていること。3.品薄感に煽られた人の殺到。一部物流にも混乱はあるようですが、報道や店員さんの話を総合すると、最大の理由は3。「おまいら、落ち着け」という話のようです。
日常、当たり前のようにあるはずのモノがないと「ヤバイ!」と思ってしまう気持ちもわかりますが、あわてることはありません。少なくとも日持ちしないパンや、非常食に不向きなパスタを買い漁る必要はないんです。
えっ? パスタは保存食じゃないかって? という古いフリから入りますが、そうなんです。実はパスタは非常食にあまり向かない食べ物なんです。…