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これは盛り上がるわけだ。大洗「ガールズアンドパンツァー」町おこしレポ

2013年5月22日 11時00分

ライター情報:たまごまご

大洗はアニメ『ガールズアンドパンツァー』の子達の出身校として、今大盛り上がり中。街中にこんな感じで立て看板がたっているのですが、単なるPOPじゃない。町おこしとガルパンファンへのサービス両方を深く考えて作られた、かなりユニークなプロジェクトになっているのです。写真はお酒「撃破率120%」を作っている酒屋。

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茨城県大洗が今、戦車で染まっています。

これはアニメ「ガールズアンドパンツァー」(以下ガルパン)の舞台が大洗の女子高校だから。
アニメの舞台になった地域は「聖地」と呼ばれ、多くのファンが訪れることがここしばらく増えています。
例えば『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』の秩父、『サマーウォーズ』の上田、『けいおん!』の豊郷など。一番の成功例は『らき☆すた』の鷲宮でしょう。

興味があったのでさっそくぼくもゴールデンウィーク中に訪れたのですが、……すごい人だった!
震災後の風評被害で大変だった地域ですが、そんなことは微塵も感じさせないほど、一般客とアニメファンでごったがえし、道路もろくに走れないレベルでした。
同人誌イベントも同日にあったとはいえ、そちらは行列になっていることを考えると「聖地巡礼」で街中人だらけ、という状態。
確かにアニメは大成功でしたが、なぜこんなにも大洗はファンを多く集め続けているのだろうか?

まず、前提として「聖地」として大洗は異例なのを書いておきます。
大洗はガルパンの主人公達の学校の名前にも冠されていますから、密着度は高いです。しかし、劇中にはほんの少ししか出ていません。
というのも、彼女たちの学校は「学園艦」と呼ばれる船の上にあって大洗の町にはなく、試合自体も別の地域をやっているから。
『らき☆すた』がキャラクターの住んでいる地元だから盛り上がる、というのはわかりますが、ほとんど出ていない町がここまで盛り上がるのは異常なんです。

ではこの町はなぜここまでファンで盛り上がっているのか。
それは、「街なかかくれんぼ」に参加してみるとわかります。
キャラクターの立て看板が町中に配置されていて、それを見つけてみよう、というこの試み。スタンプラリーと一緒に行われています。
スタンプラリーは8箇所なんですが、この立て看板、なんと54枚 多いよ!
ここがポイントです。ガルパンはキャラがとにかく多い。戦車に3から6人乗っていて、それが何台もあれば、そりゃ多いですよね。すべてのキャラクターに個性があり、完全なモブキャラはほとんどいません。

自分もほぼすべて回って歩いたのですが、配置されているキャラクターと店舗に密接なつながりがある。
たとえば秋山優花里というキャラの父は床屋なので、床屋の前にちゃんと置かれています。自動車部の子達は金物屋などに置かれています。串かつを食べるももがーちゃんは肉屋に配置されています。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。アニメ・マンガ系のムックを作ったり、雑誌連載したり、かわいい女の子の出てくるマンガを収集したりする、オーケン大好きな人。なぜかビジネス書も数冊出してます。アイマスは亜美派、艦これは那智派。
ツイッター/@tamagomago
ブログ/たまごまごごはん

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