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本日公開「何だよ、この設定。おもしれーなぁ」映画『暗殺教室』脚本家に聞く1

2015年3月21日 10時50分

ライター情報:オグマナオト

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映画『暗殺教室』で脚本を担当した金沢達也

脚本家。萩本企画所属。萩本欽一が主宰する欽ちゃん劇団に入団後、放送作家に転身。2009年にドラマ「華麗なるスパイ」で脚本家デビュー。これまで関わった作品に「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(脚本協力)、「係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!」「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」「ニュース速報は流れた」「ラッキーセブン」など。

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本日3月21日(土)、映画『暗殺教室』が全国公開される。Hey! Say! JUMPの山田涼介や菅田将暉といった若手注目俳優の演技、そして殺せんせーのCG描写などに注目が集まるが、肝心のストーリーはどうなのか? 「週刊少年ジャンプ」で連載中の原作漫画をもとに今回脚本を担当した金沢達也に、映画の見どころや原作漫画を映像化するにあたっての脚本家の役割や難しさを聞いた。

《漫画原作と脚本の関係性》

金沢 こちらから逆にお聞きしたいんですけど、試写をご覧になって、いかがでした?

─── 普段、漫画原作ものってあまり信じていないんです。原作のファンであればあるほど世界観が壊されることの懸念というか……。それは、原作ファンの多くが抱いていることでもあると思います。でもこの映画『暗殺教室』の場合、原作再現度が素晴らしいな、と。

金沢 おぉ!

─── 今日のインタビューではその点を特にお聞きしたいなと。原作ものを映像化する上で、脚本家の難しさややりがいはどこにあるんでしょうか?

金沢 たぶんいろんなパターンがあるとは思うんですけど、えーっと……どう答えれば波風が立たないのか(笑)。

─── 言いづらいかもしれないので聞き方を変えます。人気漫画の映画化の場合、映像化の権利を買った後、タイトルと設定は残しつつも中身全然違うじゃん! という作品も多いかと思います。

金沢 多いかはわからないですけど、そういうものもありますよね。場合によっては、企画を通すために原作が必要、ということもあるご時世ですので。

─── では、脚本家・金沢達也は映画『暗殺教室』を作るにあたって、原作とどう向き合ったんでしょうか?

金沢 原作ものに関わるとお話をいただいて、おし、じゃあ脚本家としてはこれをどう変えてやろうか……という考えも正直ありました。

─── やっぱり。

金沢 最初はそう考えるわけです。でも、原作漫画を読んで、「ちくしょう! 何だよ、この設定。おもしれーなぁ」と(笑)。

─── 脱帽しちゃった!

金沢 どう変えようかなぁー、と思いながら読んでるのに、読み進めるうちにどんどん引き込まれてしまって。なので、プロットを作るためにプロデューサーや羽住(英一郎)監督と打ち合わせをしたときも、かなり早い段階から「この世界観を完全に再現しよう!」ということで一致しました。それが決まってしまえば、あとはもう脚本を書くといっても理系的な作業でしたね。

ライター情報

オグマナオト

福島県出身。『週刊野球太郎』『web R25』を中心にスポーツネタ、野球コラムを寄稿。構成した本に『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』『福島のおきて』など。

URL:Twitter:@oguman1977

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