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新「ルパン三世」10話。まさかのハーレムラノベ展開

2015年12月10日 09時50分 ライター情報:大山くまお
オープニングタイトルにも公式サイトにも出てこないけど、もうすぐ発売されるBlu-ray&DVDには「Part IV」とハッキリ書いてあって、なんだか感慨深い『ルパン三世』。
ルパン三世DVDコレクション」2015年 3/24号/講談社

第10話は謎の女・峰不二子と新ヒロイン・レベッカがルパンをめぐって争う「恋煩いのブタ」。

ルパンにアプローチをかける美女がふたり。ひとりは第1話でルパンと結婚式を挙げたイタリアの富豪令嬢であり、スリル至上主義のレベッカ。もうひとりは『ルパン三世』永遠のヒロインであり、“裏切りは女のアクセサリー”を地で行く女泥棒の峰不二子だ。

レベッカと不二子の狙いは、オークションに出品される幻のワイン「恋煩いのブタ」。そのワインを飲んだカップルは必ず恋に落ちて幸せになるという伝説があった。カップル限定のパーティーでオークションが開催されるので、ふたりはルパンを誘ったというわけ。

とはいえ、ふたりともルパンと恋に落ちるために「恋煩いのブタ」を狙ったわけではない。不二子は盗み出して高く売るため、レベッカは厳重な警戒をくぐり抜けてワインを盗むためだ(ワインそのものには興味なし)

どちらの誘いも断りきれないルパンは、ダブル(ブッキング)デートを敢行。しかし、あっさりバレて吊し上げをくらう。

不二子「ルパンはあなたに譲るわ」
レベッカ「別にいらない!」

美女ふたりのワイン争奪戦が開始! しかし、途中でふたりの頬がポーッと赤らみ、ルパンの元に帰ってきて急にベタベタしはじめる。会場で密かに「恋煩いのブタ」が振舞われ、それを飲んだ男女が発情してしまっていたのだ。不二子とレベッカもトローン。

その隙に乗じて「恋煩いのブタ」を樽ごと盗もうとした男がいた。(今度はルパンのために)ワインを奪い合う不二子とレベッカ。挑発するレベッカに、不二子がひと言。

「あなた、誰かを本気で愛したことある?」

ハッとするレベッカに不二子のハイキックがスパーン!

魂が震えるような恋を求める不二子と、男はアクセサリーのようなものだと考えるレベッカ。ぶつかり合う女の意地と恋愛観。

そこへルパンが登場し、ふたりをなだめつつ、男の正体を暴くともにワインの謎を解いてみせた。男は「恋煩いのブタ」のワイナリーの主で、樽には死んだバイオ研究者の妻の死体が隠されていた。「恋煩いのブタ」は妻がつくった媚薬入りのワインだったというわけ。『包丁人味平』に出てきたブラックカレーのようなものか。

これにて事件は一件落着。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

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