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スター・ウォーズ「フォースの覚醒」 は「お祭り」ではあるが「革命」ではない

2016年1月4日 19時30分
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ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんによる対談。今回は映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』について語り合います。以下ネタバレあり。

新三部作の方が冒険していた


「アート・オブ・スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

飯田 どうですか! 『スター・ウォーズ』。世間ではめっちゃ盛り上がってますけど。

藤田 ……ザ・無難。普通。穏当な、『スター・ウォーズ』らしい『スター・ウォーズ』で、危惧した通りでした。逆にいえば、こんだけ『スター・ウォーズ』らしくクローンできるエイブラムス監督の才能を感じました。
 新三部作の方が、CGだらけにしたりして、冒険していたなぁ……と(みんな新三部作=プリクエルを批判するけど、ぼくは結構好きなのです)。今回は、旧三部作的な、汚れた、メカメカしい感じや猥雑さをCGで再現し、猥雑な感じを取り戻していますが……視覚的にそんなに驚きがなかった。物語も、クライマックスが、飽きちゃった。旧三部作とおんなじなんだもの。
 以上です。

飯田 www
 僕はエピソード7、よかった。JJえらい! やり方は『スタートレック』のリブートと同じで、あのときはスポックを出したけど、今回はハン・ソロでやってくれた。SWは言うまでもなく「父殺しの物語」ですが、有名作品の続編を後続世代の監督に撮らせるという、ネガティヴなことを言われがち(新作じゃなくて続編ばっか大作の企画が通るとか、イキのいい若手に大作の有名IPやらせて個性殺しちゃうとか)だけど、まさに父殺しをしながら継承せよということなんだなと。ファンが観たいものに応えまくっていて、でも単なる焼き直しではないと。JJの作品のなかではいちばんいいんじゃないでしょうか。
 あと僕にとっては「イベントとしてのSW」初体験だった。というのも僕ら1980年代初頭うまれ世代は、最初の三部作の衝撃はリアルタイムで体験できていない。ほんでプリクエル(新三部作)のときもお祭りだったけど、作品内容が「お、おう…」みたいな感じで乗り切れなかった。今回はふつうに盛り上がれて楽しいSW体験が初めてできた!w
 ただ僕、息子が生まれたばっかなので、SWという「毎度毎度、教育が失敗する話」を見て素直に喜べないところもあり……。

藤田 息子に殺されてましたからねw

思わせぶりなフリから予想するのが楽しい時期を楽しもう


藤田 主人公たちが、今のところは、血族だと明らかになっていないのも気になるところで。ぼくは、フィンが重要だと思いますが。
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