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大炎上「ストリートファイター5」は本当にひどいのか徹底検証してみた

2016年2月29日 09時50分

ライター情報:杉村啓

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2月18日に、STREET FIGHTERV(以下、スト5)が発売された。前シリーズのSTREET FIGHTER IV(以下、スト4)の家庭用が発売されたのが2009年なので、実に7年ぶりの新シリーズとなる。対戦格闘ゲームファン待望の作品だ。

ところが、発売と同時にAmazonのレビューや海外のレビューなどは大炎上状態に。実際に10日ほど遊んでみて、最初はいくつか炎上している人達と同じように思うところがあったが、そうでない部分も多々見受けられた。実際に炎上しているほどひどいのか、それとも傑作なのか、見ていきたい。

なお、今回プレイしたのはPS4版で、PC版(Steam版)は未プレイであることをあらかじめご了承いただきたい。
ストリートファイターV(写真はPS4版)
対戦格闘ゲームの金字塔。現時点では未実装の機能があるため、オンライン対戦をやり続けたい人向けだ。

ソフトは未完成


まず何よりも重要なことは、ソフトが未完成ということだ。現時点では「対戦格闘ゲーム」としては十分以上に遊べるが、「一人用の格闘ゲーム」としてはまだまだ不十分と言わざるを得ない。

例えばメニュー画面で選べるもののうち、「CHALLENGE」と「SHOP」を選択できない。まだ実装されていないからだ。
メニュー画面。キャラクターのコスチューム等を購入できる「SHOP」や、キャラごとに課題を出される「CHALLENGE」がまだ未実装

ちなみに「CHALLENGE」はキャラクターを選択し、レベルに応じたお題をクリアしていくというもの。スト4では、それぞれのキャラクターのコンボ(連続技)を練習するのに非常に役立ったモードだ。

「STORY」は1戦ごとに物語が展開していくが、各キャラ4戦前後と非常に短くなっている上に難易度選択が無い。CPUは弱めなので、あっという間に終わってしまう。加えて難易度選択をした上でCPUと戦えるアーケードモードが搭載されていないことと、「CHALLENGE」が実装されていないため、オフラインで遊ぶゲームとしてボリュームが足りないと思っている人も多いだろう。

唯一ボリュームがある「SURVIVAL」は、1戦ごとに体力回復なしで連戦するモード。難易度は4段階に分かれていて、Easyでは10戦、Normalでは30戦、Hardでは50戦、Hellでは100戦行う。戦いの合間に、それまで獲得したスコアを消費して体力を回復させたり、攻撃力や防御力をアップさせたりできて、意外とやり応えがある。だが、Hellの100戦などは特に、求めていたボリューム感はそこじゃないと思ってしまう。

現時点では、技を確認したり練習する「TRAINING」を中心に、ネット対戦をする通信対戦格闘ゲームと言える。

ライター情報

杉村啓

醤油と日本酒と料理漫画とその他諸々をこよなく愛するライター。なんでも超丁寧に解説します。近著に『白熱日本酒教室』(星海社)、『醤油手帖』(河出書房新社)ほか。

URL:醤油手帖

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