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リリー・フランキー×池松壮亮「銀と金」今夜セザンヌ編スタート、ややこしい仕手戦編を簡単に解説しておく

2017年1月28日 10時00分 ライター情報:沢野奈津夫
『アカギ』『カイジ』でおなじみの福本伸行原作『銀と金』。第2話と第3話は、仕手戦だ。

原作も「銀と金」はこの仕手戦から始まった。しかし、ドラマもこの話からスタートさせたのは少し難しかったように思う。知らない会社、知らない銀行、知らない政治家が出てきても、どうもすごさが伝わらない。さらに味方キャラクター達までほぼ初登場だ。

こっちの頭の問題もあるが、「この人誰だっけ?」という事が多くなってしまう。その為どうしても説明説明してしまい、肝心のキャラクター達の魅力が薄れてしまうように思える。それでもこれだけ迫力を持たせて仕上がっているのは、役者達の力が大きい。
(写真1)

仕手戦とは?


株式市場で、一つの銘柄に対して売り方と買い方に分かれて争うこと。

あらすじ


森田(池松壮亮)が銀二(リリー・フランキー)に呼びだれたバーに行くと、そこには銀二の仲間たちが待っていた。銀二いわく軽薄でイカレている船田(村上淳)、バーのオーナーで謎の多い女・巽(臼田あさ美)、警視庁捜査一課の元エース安田(マキタスポーツ)。全員、マキタスポーツまで怖くてかっこよく見えるから不思議だ。

中華料理屋で豪遊している梅谷(ダンカン)は、今回の仕手戦の主役だ。なんと毎月3億の利息を抱えて、破産寸前。なのに100万のワインを頼んで安い安いと笑う。ここら辺は、「なんとなくすごい世界なんだな」と、思っていればいいと思う。

この梅谷が、自動車部品メーカーの日本旭に対して仕手戦を挑んだ。これまでに買い占めた株は32%。当初梅谷が買い取った株価は1300円だったが、現在は1800円まで値上がりしている。さらに梅谷が株を買い足して、日本旭が耐え切れずにこの株を買い戻したら梅谷の勝ち。買い戻さずに耐えきったら日本旭の勝ち。要するに我慢比べだ。

資金が尽きかけた梅谷を料亭に連れ込み、銀二は負債を全部請負って仕手戦の本尊に成り替わらせろと提案する。しかし、プライドの高い梅谷はこれを拒否してしまう。それにしても、梅谷は中華屋でさんざん飲み食いしたばかりなのにまだ料亭でなんか食べている。誰が見ても趣味の悪いスーツを着こなし、急に大声を出すこのダンカンの成金の末路感。他に見ないタイプの哀愁に溢れている。この後、わりとすぐにギブアップするのもいい。

銀二は、日本旭の後ろ盾である帝日銀行の弱みをすでに握っていた。それは帝日銀行が丸双不動産への融資をクッションにして、自由民政党の海堂に資金を流しているというもの。

ライター情報

沢野奈津夫

サッカー、漫画、食べ物、子持ち、ブサヘア、元芸人。

URL:Twitter:@natsuo_sawano

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