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「やすらぎの郷」第21週。高速道路逆走に紫綬褒章自慢。倉本聰のやりたい放題が止まらない

2017年8月28日 10時00分 ライター情報:北村ヂン
レイプ事件からスタートし、豪腕老人たちによる不良退治で終わるという、「何のドラマだよ!」状態のすごい展開を見せた先週だったが、『やすらぎの郷』(テレビ朝日・月〜金曜12:30〜)第21週は、久々に出演の毒蝮三太夫によるほのぼのDJからスタート。

しかしその後は先週にも負けない、とんでもない展開だった。

いきなり余談だが、マムちゃんのDJの中で「道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳」というこの後の展開を予告するような話題が入っていたが、このネタは『笑点』での6代目三遊亭圓楽による大喜利の回答が、ネットの定番コピペとなったもの。

倉本聰はそんなところまでチェックしてるのか!? と、なかなか驚かされた。

倉本聰のうっぷん晴らしエピソードなのか?


今週は、高齢者の運転免許をどうするか問題からスタート。

時々、ニュースなどでも取り上げられている高齢者の運転免許自主返納。しかし「もう乗らないだろうな」と思っても、若い頃に苦労し、しかも金をかけてゲットした免許証を、自分からわざわざ手放すなんて、なかなか思い切れないことだろう。

80歳を超えていると思われる菊村栄(石坂浩二)も、返納していいかなと思いつつも、もう一度だけ……と免許更新のための高齢者講習に。そこにはさらに年上で、90歳は超えているらしい有名なカーマニア・岡林谷江(佐々木すみ江)も参加していた。

違反者講習は知っていたが、高齢者講習というのがあるとは知らなかった。勉強になるドラマだ。

しかしその結果、認知症テストや運転能力テストにひっかかり、岡林は免許を取り上げられてしまう。

フェラーリ、ポルシェ、マセラッティと数々の外車を乗り継ぎ、レースサーキットでブイブイ言わせていた岡林は思いっきり納得いかない。……ということで、ブチ切れた岡林は「やすらぎの郷」への訪問者が乗ってきていたハマーを盗み、高速道路を爆走! しかも逆走!

おそらくCGでの合成だとは思うのだが、パバロッティの「誰も寝てはならぬ」をBGMに、パトカーをぶっちぎりながら高速道路をガンガン逆走するシーンはメチャクチャ格好よかった。

結局、警察に捕まってしまったものの、「やすらぎの郷」の政治力で「認知症による一種の徘徊」ということでウヤムヤにしてしまう。……恐ろしい組織だ、「やすらぎの郷」!

高齢者による暴走事故が問題となっていることもあり、その辺を深掘りするのかな……と思いきや、アッサリと終わってしまったこのエピソード。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

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