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「ドラえもん」の「えもん」はなぜ平仮名なのか。生誕100年前記念イベントに行ってきた

2012年9月4日 09時30分

ライター情報:オグマナオト

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川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムで行われた「ドラえもん 特別住民票交付式」。
阿部孝夫川崎市長から伊藤善章館長に手渡された特別住民票(画像下)は川崎市役所のホームページからダウンロードできるほか、川崎市内の9つの施設で12万9300枚無料配布されます。
(c)Fujiko-Pro

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おめでとう、ドラえもん。ハッピーバースデー、ドラえもん。
何歳になったの? ってまだ生まれてません。
2012年9月3日は、国民的キャラクター「ドラえもん」の生誕100年前! そんなドラえもんに昨日、生誕100年前記念として川崎市から「特別住民票」が交付されました(※川崎市は作者である藤子・F・不二雄先生(以下、F先生)が長年居を構えた場所であり、昨年オープンした藤子・F・不二雄ミュージアムがある、ドラえもん縁の地です)。

この特別住民票、川崎市ホームページで今月30日まで無料ダウンロードできるほか、川崎市内の9つの施設でも記念に無料配布されています。その数、12万9300枚。なぜこの枚数なのか、そもそもなぜ2112年9月3日が誕生日なのか……ドラえもん豆知識としては初級編ともいえる設定なのでご存知の方も多いと思いますが、「1293」がドラえもんにまつわる数字の鍵だからですよね。
身長・体重・胸囲が「129.3cm」で統一されているのは特別住民票にも記されている有名な話。さらに掘り下げれば、ネズミを見たときのジャンプ力(129.3cm)や走る速度(129.3km/h)までも同じ「1293」です。これは連載当時の小学4年生の平均身長が129.3cmだったからであり、のび太や読者と同じ目線である、というメッセージが込められています。

といっても、当然この設定は後づけです。1995年に描かれた映画「2112年ドラえもん誕生」コミックス版あとがきで、F先生自身が次のように記しています。

“「ドラえもん」は昭和45年新年号からの連載開始です。(中略)構想もまとまらないうちに締切りとなり、後のことは後としてとりあえず第一回をわたしました。その後の展開もかなり行き当たりばったり、26年たってかえりみれば、あちこちほころびだらけです。反省!”

では、ドラえもんの数々の設定はどのように決まったのでしょうか。これについても前述した『2112年ドラえもん誕生』に記されています。いるんですが……F先生、かなりぶっちゃけいています。あまりに潔いぶっちゃけっぷりなのでこちらも引用したいと思います。

“連載開始とほとんど同時に「ドラえもん50の秘密」などという企画ページが載るようになりました。ドラえもんは何のために未来からやってきたの?とか、しずちゃんが好きなものは?とか。本に載ったことだけではすぐに種切れです。

ライター情報

オグマナオト

福島県出身。『週刊野球太郎』『web R25』を中心にスポーツネタ、野球コラムを寄稿。構成した本に『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』『福島のおきて』など。

URL:Twitter:@oguman1977

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