直虎の男説で物語への影響は?
戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が「直虎」という勇ましい名を名乗り、戦国を生き抜いていくという『おんな城主 直虎』の物語。
しかし12月14日、京都市東山区にある井伊美術館が、直虎は女性ではなく、今川家の家臣の男性であった可能性を示す文書を見つけたと発表。文書には今川家の家臣の息子が「井伊次郎」という名を使っていたことが記されており、美術館は「もしかしたら男だったかもしれない」とコメントしている。
まだ研究者の中では直虎が女性だと考える人もいるようだが、“直虎が男”説は一気にネット上で拡散。「これマジで男性だった場合、井伊直虎の価値がかなり下がるね。女性だったから評価されてたのに」「男だと売り出し方的に色々大変そうなんだけど」「これは直虎の魅力がだいぶ失われてしまいますな」とがっかりする声が相次いだ。
しかし中には「歴史なんてがばがばだから問題ない」「上杉謙信にすら女性説があるくらい歴史はあやふやなんだから、こういうのは雰囲気で見ればいいんだよ」と擁護派の声も多く、今後も研究が進んでいくということから「一喜一憂していたら歴史ドラマなんてつくれない」との意見も出ている。
漫画家の平野耕太さんはTwitterで、思い切った提案を投稿。「男装の麗人か男の娘だったって事にすれば何の仔細もない」「じゃあもう男の娘城主井伊直虎にしてさ色々変えればいいじゃない。かわいく。井伊の赤備えもピンクにしよう。