恋愛や交際期間を経ずに結婚する“いきなり婚”が注目されるようになったが、世の中には見ず知らずの人とデートをする「いきなりデート」なるウェブサービスが登場した。しかも、厳しい審査に通過した「ハイスペック」同士でのデートということで、SNSを中心に話題を集めている。


審査が厳しすぎ!? いきなりデート独自の審査基準


「いきなりデート」とは、アイザック株式会社が行っているマッチングサービス。大学や勤務先、年齢などの基本データに加えて、「楽しいデートになりそうか」といった審査基準をクリアした人だけが登録できるという。

公式サイトには、「一橋大学 経営者・役員 30 男性」や「東京大学 学生 21 女性」など、登録会員の勤務先例をはじめ、大学別ユーザーの割合をリアルタイムで表示。2月28日午後14時時点では、男性会員の1位は慶應義塾大学の18.93%で、女性会員は早稲田大学の15.38%という結果になっている。

しかし、参加の条件に関しては男女で違っているようで、女性が「4年制あるいは6年生大学を卒業/在学中」「20~36歳」の2種類なのに対して、男性は「MARCH(関関同立)及びそれに準ずる国公立大学以上を卒業」「企業役員、士業、国家公務員、上場企業or社員100名以上の会社・組織に勤務」「23~39歳」とかなり限定された条件に。公式サイトに「私と付き合うのはハイスペック男子だけ」という触れ込みがある通り、男性にとってはかなり厳しい条件が突き付けられている。

また、このサービスの特徴とも言えるのが「楽しいデートになりそうか」ということ。
どこを見て判断しているのかなどの詳細は明かされていないが、厳選された男女スタッフが1人1人のFacebookを確認して審査しているという。これらの条件をクリアできれば登録という流れに。その後見事マッチングすれば運営スタッフがレストランを予約してくれるので、当日は指定されたレストランに行けばOK。最短1日でデートが決まることもあるようだ。

男性の合格率5%! しかし合格できてもなかなか進展しない…


しかし、審査は厳しい。男性の合格率はなんとたったの5%以下! そのため、同サービスについてネット掲示板では「いきなりデートのやつ何回見ても男女の条件差笑うわ」「同じくらいの偏差値じゃないんだ」と条件の差に疑問を感じている声も上がった。


また審査に通ったとしても、「女性側の事情でキャンセルになるのをもう3回以上繰り返しており、生きる気力ゼロ」「いきなりデートに登録してから7日が経った。まだ変化は無いようだ…それでも僕は諦めない」と、デートをキャンセルされたり、デート自体が決まらないという人も。

公式の発表では週のデート回数が50回を突破したと発表されているが、登録できた誰もがデートに辿り着けるわけではないようだ。