バーテンダーから銀行員、ネイリストに至るまで、AIやコンピューターによって将来的に消滅するといわれている職業は数多い。そんな中、人類最古の職業である売春も、人間の仕事でなくなる日が近いかもしれない。



 スペインのバルセロナで、精巧にできたラブドールがお相手してくれるデリヘルが誕生したと、地元紙「エル・ペリオディコ」などが伝えた。

 いずれのラブドールも最高級品質らしく、写真で見る限り、ホンモノの女性と間違えそうなほど精巧だ。

 そのデリヘルは、バルセロナ市内に拠点を構える「Lumidolls」。ヨーロッパ系のケイティ、アフリカ系のレイザ、アジア系のリリー、そして日本のアニメキャラクター風のアキの、4種類のラブドールが“在籍”しており、お客様のご指名を待っているのだという。

 店によると、彼女たちのカラダには、口、アソコ、お尻と3つの“開口部”があり、柔軟な素材と関節でできているので、お望みのどんな体位にも応えられるという。

 店のホームページでは、「彼女たちとどんな出会いをしたいか、どんな衣装を着てほしいか、どんな体位がお望みかを伝えてくだされば、それにお応えいたします」と呼びかけている。


 日本でもすでにラブドール専門デリヘルは存在するが、売春が合法であるスペイン国内で、人形による性サービスが登場したことは意義深い。気になる同店の“出張”料金は1時間当たり日本円にして約1万4,000円。海外風俗の事情通によると「バルセロナの地元民向けのイッパツ価格は、1万5,000円前後が相場」というから、人間様に相手してもらう場合と大差ない価格なのである。

 産業革命期のイギリスで勃発したラダイト運動のように、売春婦たちによるラブドール打ち壊しが巻き起こる!?