トランプ米政権が、中国からの輸入品に新たに7.5%の追加関税を課す方向で検討していると、米ブルームバーグ通信が24日、関係者の話として報じた。中国の「過剰生産能力」への対抗措置と位置付ける。
実施されれば、トランプ政権2期目に導入された対中追加関税は合計で約20%となる。中国側はこれまで、20%程度であれば現在の貿易休戦と整合的との認識を示してきた。米政権としては、米中関係を再び大きく悪化させない範囲で、中国への圧力を強める狙いがあるとみられる。
中国には現在、12.5%の追加関税が適用されている。ただし、これは今回の過剰生産能力を巡る調査とは別に進められた、強制労働に関する調査に基づく措置だ。同調査は6月に終了し、その後、中国を含む約60の国・地域に10~12.5%の関税が課された。
一方、米通商代表部(USTR)は今年3月、中国を含む十数カ国・地域を対象に、鉄鋼や自動車、半導体、太陽光関連など幅広い製造業の過剰生産能力を巡る調査を開始した。今回の追加関税も、この調査を踏まえた措置とみられる。グリアUSTR代表は7月、過剰生産能力を巡る調査は複雑なため、強制労働の調査より時間を要すると説明。
ただし、7.5%という税率はまだ最終決定していない。米政権は9月24日にワシントンで予定されるトランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談に先立ち、調査結果を公表したい考えだが、報告書の取りまとめは法的な問題から難航しているという。
さらに次の焦点となるのが11月10日だ。米中が現在維持している1年間の貿易休戦は同日に期限を迎える予定で、両国は延長に向けて協議している。延長で合意できなければ、関税の再引き上げを抑えてきた枠組みが失われ、米中間の関税が再び上昇するリスクが高まる。
(36Kr Japan編集部)
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