1985年に引退した元歌手の高田みづえさんが25日、NHK総合「うたコン」(後7時57分)に生出演した。

 この日は「高田みづえ 一夜限りの復活SP」で、11年ぶりにテレビ番組で「私はピアノ」「硝子坂」を披露。

ブランクを感じさせないかれんな歌声を響かせた。

 生放送終了後、スポーツ報知の電話取材に応じたみづえさんは、「皆さんとの楽しいおしゃべりや昔の映像を見て本当に幸せな時間でしたし、ありがたくて今まだ興奮が冷めないって感じです」とコメント。NHKホールでの歌唱について「とても緊張して上ずって自己嫌悪に陥りましたが、娘が『お母さん、現役ではないのよ。お母さんのあるがままでいいんじゃない』と言われ、その言葉にホッとしました」と振り返った。

 みづえさんは今年3月、夫で大相撲の元大関・若嶋津の日高六男さん(享年69)と死別。2017年から闘病生活を送り、献身的な介護を経ての別れだったが、VTRでの若嶋津さんの映像が流れると涙を見せるシーンもあった。

 みづえさんは「賛否いろいろあると思うんですが、親方だったら『お母さん、いつも元気で笑っている方がいいよ』って言うだろうなと思いましたし、前に進まなきゃ行けないなという気持ちもあった」と心境を告白。「今日も『お父さん行ってくるね。生だよ』と語りかけて出てきました。きっと一番喜んで、特等席…たまり席で見てくれていたと思います」と最愛の夫への思いを語った。

 今後の活動について「今は本当に、この日(本番)を迎える、という思いだけだったので…」とまったくの白紙であるという。来年はデビュー50周年のタイミングだが「この先、いろんなことが起きるのか起きないのかも分からない。

終わったばかりなので」と、久々の歌唱を無事に終えたことに安堵(あんど)しているようだった。

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