スマホの画面を割ってしまったり、うっかり水没させてしまったりした経験はありませんか。修理の見積額を見て、予想を超える金額に驚いた人も多いでしょう。
このような破損や故障時に役立つのが、AppleCare+やスマホ保険などの端末保証サービスです。ただし、これらのサービスに加入すべきかどうかは、機種の価格や使い方、生活スタイルによって異なるため、「一律」に決めることはできません。

この記事では、主な保証サービスの内容をまとめたうえで、どんな人が加入すべきか、または不要なのかについて筆者の考えをお伝えします。

■「AppleCare+」と「スマホ保険」の主な保証内容は?
●AppleCare+
「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」は、Apple公式のiPhone向け保証サービスです。現在販売されているものは、盗難や紛失への補償も含んでいます。月額料金は機種のグレードによって違い、「iPhone 17e」なら1140円(税込)、標準モデルだと「iPhone 17」は1340円(税込)、「iPhone Air」「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」などの上位モデルは1740円(税込)です(Apple公式Webサイトより、2026年7月時点)。

主なメリットは、過失や事故による損傷でも、所定のサービス料を支払えば何度でも修理を受けられる点です。修理料金は損傷の種類によって異なり、画面または背面ガラスのみの損傷は3700円(税込)、水濡れや複数箇所の破損などの場合は1万2900円(税込)となっています。

保証に加入していない場合の修理費用は機種によって差がありますが、例えば「iPhone 17 Pro Max」では画面の損傷だけで6万4800円、その他の損傷の場合は14万2800円(税込)かかります。同じ修理でもAppleCare+に加入していれば数分の一の料金で済む計算です。

また、バッテリーの最大容量が80%未満になった場合は、追加料金なしでバッテリー交換ができ、通常1年のハードウェア保証も延長されます。さらに、紛失や盗難にあった場合でも、年間2回まで、1回1万2900円(税込)のサービス料で交換品を受け取れます。


●スマホ保険
Apple製品以外のスマホを使っていたり、複数の端末をまとめて補償したかったりする場合は、民間のスマホ保険が選ばれます。例えば「モバイル保険」では、月額700円(税込)でスマートフォンやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなど、3台まで登録でき、年間最大10万円まで修理費用を補償します。自己負担金が不要で、提携店ならその場でキャッシュレス修理を受けられる手軽さも特徴です。

ただし、「モバイル保険」では紛失は補償対象外となり、盗難の補償額も数万円の上限があります。バッテリー交換も対象外の場合が多く、こういった点はAppleCare+と異なります。「修理費用を抑えたい」場合と、「紛失・盗難にも備えたい」場合とで、選ぶべきサービスは異なります。

見落としがちで注意が必要な点としては、加入できるタイミングです。AppleCare+は購入後30日以内であれば後から加入することもできますが、30日を過ぎると原則として加入できません。モバイル保険についても、原則として端末を新規取得した日から1年未満であることが登録の条件となります。

AppleCare+の加入期限を過ぎてしまった端末でも、条件によってはモバイル保険を選べる場合がありますが、いずれにしても加入できる時期に期限があるので気を付けましょう。

■入るべき人の特徴
保証サービスへの加入をおすすめしたいのは、まず購入価格が高いモデルを使っている人です。Proシリーズなど画面や背面カメラの部品代が高いモデルほど、修理費用と保証料の差が開きやすくなります。


また、「小さな子どもと一緒に使う機会が多い」「外出先での作業や現場仕事でスマホを頻繁に取り出す」という人も、落下や水濡れのリスクが高く、保証のメリットを実感しやすいでしょう。満員電車での移動が多く、置き忘れやカバンからの落下が心配な人も同様です。

万が一の紛失や盗難への備えを重視するなら、AppleCare+ 盗難・紛失プランのように、紛失時も一定回数まで交換品が受け取れるサービスが安心です。逆に、「修理費用だけカバーできれば十分」という人には、月額料金が低い民間スマホ保険も選択肢になります。

■入らなくていい人の特徴
スマートフォンの取り扱いに慣れている人は、保険に入らない選択を考えてもいいでしょう。普段からケースやガラスフィルムをきちんと使っていて、取り扱いも慎重。大きな傷や故障も過去に数えるほどしか経験したことがないという人は、加入してもムダに月額料金を払い続けることになるかもしれません。

また、格安のSIMフリー端末や型落ちモデルを使っている場合、修理費用自体がそれほど高額にならないことが多く、保証料を払い続けるメリットは小さくなります。

■結局保険は入るべき?
筆者個人の意見としては、保険は「必ず入るべきもの」ではないと考えています。実際筆者は、AppleCare+やスマホ保険に加入したことがありません。

AppleCare+やスマホ保険は、加入することで安心感は得られますが、機種の価格や使い方に保証内容が合っているかどうかで判断するのがよいでしょう。契約前にはサービス料や免責事項もきちんと確認し、自身のライフスタイルに合っているかを考えて検討してみてください。


▼ばんかプロフィール月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。All About インターネットサービスガイド。
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