一見、2本セットの普通のスピーカーのように見えるが、スピーカーに加え、アンプや再生プレーヤーも内蔵。これだけで、昔でいえば「ステレオ」だとか「コンポ」だとかに相当する存在だ。スマートフォン(スマホ)などでコントロールする。LS LUXEの最大の特徴は、一度見たら忘れられない、ユニークで丸みを帯びたキャビネットの造形だ。同社のジャック・オクリーブラウン最高技術責任者(=CTO)は、「デザイン性の高さと音響性能の高さを両立させた結果」と胸を張る。スピーカーユニットには、直径6.5インチの第12世代Uni-Qドライバーを採用した。Uni-Qドライバーとは、同社が開発した独自の同軸型スピーカー技術。高域用のツイーターを中低域用のベース・ミッドレンジユニットの中央に配置した、二重構造が特徴だ。
インターネットに接続することで、単体でのストリーミング再生をサポート。最大24ビット/384kHzのロスレスフォーマットの音源の再生が可能だ。Tidal、Qobuz、Amazon Music、Deezerなどの音楽配信サービスに対応。また、Spotify ConnectやApple AirPlay、Google Castを介して再生もできる。もちろん、有線での接続にも対応。HDMI eARC、アナログAUX入力、光デジタル入力、同軸デジタル入力を備え、外付け機器を接続できる。贅沢なテレビ用のスピーカーとしても活用可能だ。Google Nestデバイスと連携させて、音声によってラジオの再生指示を出す、といった使い方もできる。
特徴的なキャビネットは、素材にBMC(=バルク・モールディング・コンパウンド)と呼ばれるガラス繊維で補強された高強度複合材料を採用した。
発表会でジャック・オクリーブラウンCTOは、アクティブスピーカーの利点について「電子回路と音響を同時に制御することが可能な点だ」と語る。子どもの頃から音楽とスピーカーに強い興味を抱いていたオクリーブラウンCTO。音響工学を学びKEFのインターンシップを経て入社。
同社のワイヤレススピーカーには、ペアで12万9800円の「Coda W」などのシリーズもある。2つの箱だけで音楽再生が完結するのは魅力的だ。部屋を手軽にいい音で満たしたい時、こんな新機軸のスピーカーシステムも選択肢の一つに入るだろう。(BCN・道越一郎)
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