7月23日、作家の東野圭吾さんが逝去したことが明らかになった。68歳だった。
東野さんは大阪生野区の出身。大学は工学部で、元エンジニアという異色の経歴だ。大学卒業後入社したデンソーで働きながら推理小説を書いた。
東野さんは1985年『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞。『秘密』『白夜行』『片想い』『手紙』『幻夜』が直木賞候補に挙がるなど人気作家となり、2006年に『容疑者Xの献身』で直木賞を受賞した。その後も『流星の絆』『新参者』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などベストセラーを書き続けた。国内の映画だけでも約30本、テレビドラマやWOWOWドラマ、海外リメイクなどを合わせると非常に多くの作品が映像化された。
『ガリレオ』シリーズで主人公の湯川学を演じた福山雅治は、自身のXで追悼した。
《東野先生作品の住人のひとりとして生きてきた私は、先生が作品に込めた命をとても近くに感じています。先生の命は今もここにあると。だからまだお別れの言葉を言えずにいます。先生の作品の住人として、ひとりの読者として、生み出された物語にこれからも魅了され続けたいです》
「加賀恭一郎」シリーズで主人公の加賀恭一郎を演じた俳優の阿部寛もコメントを発表した。
「東野圭吾さんの訃報に接し、深い悲しみを感じています。『新参者』に出演できたことは、私の俳優人生における大きな転機となりました。東野さんとのご縁に、心から感謝しています。謹んでご冥福をお祈りいたします」
『白夜行』で主演の一人を務めた綾瀬はるかも、事務所を通じて以下のコメントを寄せた。
「『白夜行』で雪穂という役に出会えたことは、私の俳優人生においてかけがえのない宝物です。今でもこの作品や雪穂を愛してくださる方がたくさんいらっしゃることに、東野さんが生み出された物語の力の大きさをあらためて感じています。
数えきれないほど多くの人の心を動かす物語を届けてくださり、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます」
また、東野さん原作小説の映像作品に複数参加した俳優の西田尚美も、自身のXで東野さんへの思いを投稿した。
《私が出演したのは白夜行、赤い指、真夏の方程式、手紙、など。もしかしたら他にもまだあるかもしれない…東野圭吾さんの作品。どの人もすごく印象に残っています。ありがとうございました。
講談社の公式サイトによると、葬儀はすでに家族葬で執り行われたという。お別れの会の実施については、後日発表されるとのこと。
8月5日には、ガリレオシリーズ11作目となる最新長編『永遠の記憶』が発売になるが、この作品が遺作となった。今後の映像化作品としては、映画『白鳥とコウモリ』、連続ドラマ『虚ろな十字架』、映画『殺人の門』が予定されている。
東野圭吾さんのご冥福を謹んでお祈り申し上げます。
文:BEST T!MES編集部
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