千葉豪雨による農業被害を確認するため、鈴木憲和農林水産大臣は19日、八街市を訪れ、種まき後に土壌流出したニンジン畑などを視察した。地元農家からは「資材高騰の中で頑張ってきたが、心が折れそう」など切実な声も上がり、鈴木大臣は「何ができるか考えていきたい」と応じた。

 鈴木大臣は同市上砂で農地被害を視察後、冠水や土砂流出の被害があった四木地区で、被災農家や北村新司市長との意見交換を行った。
 5日前にまいたばかりのニンジンの種が流されたという中村光良さん(50)は「まき直しを急がないと冬の収入がなくなってしまう。ナフサ不足の影響で被覆用の資材も高騰している中で我慢してきたが、今回の被害で心が折れそうになっている」とこぼし「種も高騰しているので補助をしてもらいたい」と訴えた。
 また、北村市長は一日も早い営農再開に向け、必要な経費の支援など5項目を盛り込んだ要望書を大臣に提出。鈴木大臣は「早急に被害を把握した上で、営農を続けられるように何ができるか地元自治体とも一緒に考えていきたい」と述べた。
 鈴木大臣はこのほか、千葉市若葉区の水田や農道、富里市内のほ場も視察した。
(佐藤楓)
編集部おすすめ