アゼルバイジャンGPでも角田が参戦機会を得る可能性が浮上している(C)Getty Images

 アクシデントに見舞われた苦しいレースとなった。現地時間9月13日、F1の今季第14戦のスペインGP決勝が、首都マドリードのマドリンクで行われ、レーシングブルズから3戦連続でスポット参戦した角田は14番手と低迷した。

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 開始直後に上位進出の可能性は潰えた。

 オーバーテイクが困難とされる舞台で15番グリットからの逆襲を狙った角田だったが、最初のコーナーで、操作を誤ったカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が後方から追突。これによって「0.5秒も失った」(レーシングブルズのアラン・パーメイン代表談)日本人ドライバーは、ダウンフォースに異変が生じたマシンで懸命に走り続けたが、2戦連続での入賞とはならなかった。

 レース後にF1公式のフラッシュインタビューに応じた26歳は、「最初のコーナーでサインツと接触して大きなダメージを負ってしまって、僕のレースは終わったようなもんだった」と落胆。無念さをにじませた。

 もっとも、角田を取り巻く雲行きは変わり始めている。現地時間9月24日に開催される次戦のアゼルバイジャンGPでは、左手首の骨折によって離脱していたアイザック・ハジャー(レッドブル)が復帰濃厚とされてきたが、ここにきて“重症説”が流れ始めているのだ。

 英メディア『F1 Oversteer』は、「ハジャーはレッドブルが公表していない別の怪我を負っている」と指摘。角田が電撃参戦を決めたオランダGP直前のボクシングトレーニング中に左手首を骨折したとされていたが、同箇所を腱断裂していたという。

 同メディアは「腱の状態が不透明であるため、期間離脱するのかを予測するのは難しい」と前置きした上で、イタリア人ジャーナリストのベアトリス・フランジオーネ氏による見解を伝えている。

「すでにパドックでは、ハジャーが腱断裂をしたという噂が流れている。仮にそれだけの怪我を負っていた場合、回復に予想以上の時間がかかるのは間違いない」

 ちなみにレッドブルのローラン・メキース代表は、ハジャーの状態に関して「彼の回復具合に問題はないし、計画通りに進んでいる」と明言している。

が、これについても『F1 Oversteer』は「まもなくハンドルを握ると語っているが、具体的なスケジュールには一切言及していない」と断じた。

 ハジャーの将来性を見越して、レッドブルが復帰計画を慎重に進める可能性はある。となれば、必然的に角田はふたたびチャンスを得る。舞台となるバクーのサーキットは、昨季に自身最高位となる6位に食い込んだ舞台だけに、来季のF1シート獲得に向けても格好のアピールの場となるが、果たして――。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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