仲野太賀主演の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)の新キャストとして、山田涼介、田牧そら、西川愛莉、池端杏慈、住田隆、松岡広大、萩原護、平埜生成の出演が発表された。山田、田牧、西川、池端、松岡、萩原は大河ドラマ初出演。

山田は豊臣秀次(三好信吉)を演じる。

【写真】田牧そら、西川愛莉、池端杏慈、住田隆、松岡広大、萩原護、平埜生成の出演も決定!

 今回は発表されたのは、第29回(7月26日放送)から始まる「天下一統編」に登場する新たな登場人物のうち、豊臣兄弟の運命を大きく左右する豊臣秀次、そして秀長の新たな家臣、数奇な運命をたどる姫たち。

 山田涼介が演じるのは、豊臣秀次(三好信吉)。ともと長尾吉房(弥兵衛)の子、幼名・万丸。小一郎たちが宮部継潤を調略した際に養子に出され、さらに三好康長の養子となる。やがて秀吉のもとで一門衆として天下一統の一翼を担うことを期待されるが…。

 山田は出演オファーを受け、「とても驚きました。同時に、時代劇の経験が多くない自分に声をかけてくださりとてもありがたかったです。大河ドラマにはいつか出演させていただきたい、一員になりたいと思っていましたので、とても光栄であり身が引き締まる思いでした」とコメント。「『豊臣兄弟!』に新しい風を吹かせられるような存在にしていきたいと考えています」と意気込んでいる。

 田牧そらは、長政と市の娘、浅井三姉妹の次女・初を演じる。初は市の死後は姉・茶々と妹・江とともに、秀吉の庇護下に入る。
のちに、浅井家の主筋にあたる京極家の当主である高次へ嫁ぐ。

 西川愛莉が演じるのは、長政と市の娘、浅井三姉妹の三女・江(ごう)茶々、初の2人の姉とともに秀吉の庇護のもと育つ。姉たちと同様、波乱の生涯を送ることになる。

 池端杏慈は、秀長と慶の間に生まれたひとり娘・末を演じる。奔放な性格だが、心優しい少女。

 住田隆は、桑山重晴を演じる。もとは秀吉に仕えていたが、賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いのころ秀長に家臣として仕え、筆頭家老となる。紀伊和歌山城代を務め、内政・軍事で秀長を支えた。

 松岡広大が献じるのは、秀長の新たな家臣・吉川平助。四国攻めでは秀長から紀伊湊の代官を任され、舟を集めるなど活躍する。もとは商人であったことから、その経験を活かして大きな戦力となる。

 萩原護は、近江の浅井家旧臣の出身で、秀長に仕える小堀正次(こぼりまさつぐ)を演じる。
秀長が治める紀伊や大和の検地を行うなど、行政官として手腕を振るう。

 平埜生成は、羽田正親を演じる。秀長の家臣として頭角を現し、家老に列する。築城術に長け、秀長が大和郡山城に入った際には普請に携わり、藤堂高虎と共に内政・軍事で活躍した。

 大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、NHK総合にて毎週日曜20時ほか放送。

 新キャスト、プロデューサー・高橋優香子のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■山田涼介

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。

とても驚きました。同時に、時代劇の経験が多くない自分に声をかけてくださりとてもありがたかったです。大河ドラマにはいつか出演させていただきたい、一員になりたいと思っていましたので、とても光栄であり身が引き締まる思いでした。

――「豊臣兄弟!」のご感想をお願いします。

キャラクター1人1人の立ち方が魅力的で、仲野太賀さん、池松壮亮さんをはじめとする俳優陣のお芝居に惹きつけられました。
豊臣兄弟が生きた時代背景の描き方も素す敵てきで、熱量を感じる大河ドラマだと思い、毎週待ち遠しく拝見していました。

――実際に現場に入ってみて、感じたことがあれば教えてください。

初めての大河ドラマの現場でしたので、正直撮影前は緊張していました。撮影をさせていただき、1シーン1シーンの理解度の高さを強く感じました。言葉の使い方、所作を含め、自由にやって良いですよと言っていただいていますが、その根底にはスタッフの皆さんが培った知識があり、その上で俳優に自由を与えてくださっているのだなと思いました。「豊臣兄弟!」チームの力、結束力を短時間でも感じられる現場でした。

撮影初日に仲野さんにご挨拶をさせていただいた時に、「ご一緒できて嬉しいです。分からない事があったらなんでも聞いてください」と言っていただきました。1年間続く大河ドラマの真ん中に立つ人の器の大きさを感じた瞬間でした。短い言葉のやり取りでしたが、覚悟を背負っている人だなと感じ、この人を担ぎたい、この人のために現場に立ちたいと思わせてくれる方でした。

池松さんは、各シーンの理解度の深さが素晴らしいと思いました。それぞれのキャラクターの立ち方を俯瞰で捉えていて、現場の状況を全体を見ているバランサーな方だと感じました。


仲野さんが現場を大きくあたたかく包み込み、池松さんが細部にわたる気配りをみせ刺激をあたえる、そんな攻めと守りが出来上がっている「豊臣兄弟!」チーム。同世代の2人から、大河を背負う気持ち、技量の違いを学ばせていただき、一瞬たりとも気が抜けない現場を体感させていただいています。

――豊臣秀次をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

残酷な最期を迎えた武将という印象でした。「豊臣兄弟!」でこの先どう描いていくのかは分からないですが、現場では、秀次は戦国Z世代と言われています。

やりたい事に対しては、誰に対しても躊躇する事なく手を挙げ、意見を言う。失敗しても悪びれない、響きにくい。戦国時代に現在と通じるこんなキャラクターが居た、というのは面白いと思うので観てくださる方が、なんだこいつ?と思ってくださる様なキャラクター作りをしていこうかな、と思っています。「豊臣兄弟!」に新しい風を吹かせられるような存在にしていきたいと考えています。

■田牧そら

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。

大河ドラマに出演することは、以前から目標のひとつだったので、お話をいただけたことが本当に嬉しかったです。また、温かいスタッフの皆さん、そして出演者の皆さんから日々たくさんの刺激をいただき、とてもありがたく感じています。
緊張感や高揚感など、さまざまな感情を抱えながら、日々撮影に臨んでいます。

――初をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

浅井三姉妹には、自由な選択が難しい時代の中で、それぞれが懸命に強く生き抜いた女性たち、という印象を持っていました。その中でも初は、姉妹の間をつなぎ、そっと支える存在のように感じています。彼女の優しさや芯の強さを、丁寧に表現していけたらと思っています。

歴史上実在した人物を演じることへの敬意と責任を持ちながら、真摯に向き合っていきたいです。

■西川愛莉

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。

歴史ある作品に参加させていただけることに驚きましたし、江という役が「自分に務まるだろうか」という緊張もありましたが、たくさんの方が繋いできたこの物語に参加させていただけることが何よりも嬉しかったです。

――江をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

今回お話をいただくまでは、江という人物についてあまり多くのことは知らなかったのですが、役をいただいて江と向き合う中で、幼い頃からさまざまな経験を重ねて成長していく人物なのだと感じました。

江ならではの素直さや純粋さを大切にしながら、その中にある芯の強さも感じていただけるよう、一つひとつのシーンを丁寧に、そして精一杯演じたいと思います。

■池端杏慈

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。


オーディションで決まったとき、嬉しさももちろんありましたがそれ以上に驚きがありました。大河ドラマはこのお仕事を始めたときからの1つの目標でもあったので、「ついにこの場所に立てるんだ」という実感がわいてきたときは、本当に嬉しくてたまりませんでした。気持ちが引き締まると同時に、これから頑張りたいという想いも大きくなりました。いただいた役を精一杯、大切に演じたいという気持ちでいっぱいです。

――末をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

天真爛漫で、活発な女性だと思いました。多くの人の願いや思いを受けて生まれてきた人物だからこそ、その存在自体に大きな意味があると感じています。末の純粋さや力強さを大切にしながら、周りの人たちの思いも感じられるような人物として演じられたと思います。

■住田隆

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。

今まで4回ほど大河ドラマには出演させていただきましたが、今回の役柄は豊臣秀長に家臣として仕え、筆頭家老にまでなった人物。その名も「桑山重晴」…「えっ、ゴメン、誰?」本当にすみません。これが一番最初に受けた感想です。

――桑山をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

監督からは「飄々(ひょうひょう)とやって下さい」と言われ、ちょっと驚きました。自分の中の重晴像は年の功で気遣いも上手く、周りからの信頼も厚く適応性に優れた人物だったからです。

監督は逆に重晴はつかみどころがなく何を考えているかわからないような人物をイメージしているとのこと。なるほど、そんな人物でもないといくら実務能力が優れていたとはいえ、織田、豊臣、徳川という3代の天下人に仕え、当時では驚異的な83歳という長寿を全うするなんて出来ないかもしれないですよね。

今回の「豊臣兄弟!」の現場は若い人たちが多くとてもエネルギッシュでその場に居るだけで元気をもらえます。またもの凄く団結心があるのも伝わってきます。仲野太賀くん、池松壮亮くんお二人の人柄がそうとう影響していると思います。

僕はお二人とは今回が初めましてなんですが、とても現場の雰囲気を良くして下さるので楽しく参加させていただいています。

このエネルギッシュな若者たちの中で、ジジイがどれだけ貢献出来るかわかりませんが、まさに重晴のように飄々と若者家臣たちとはまたひと味違う家臣・桑山重晴が表現出来たらいいなと思っています。なにせツワモノですから。

■松岡広大

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。

十代の頃から大河ドラマのオーディションを受けていて、いつか必ずやと切望していました。 またとても個人的な話になりますが、三十歳までに大河ドラマに出演することが目標でしたので、このご縁に深く感謝しています。 諦めず続けていて良かったなとお声掛けいただいた時に感じました。

――平助をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

吉川平助は元々は長浜の有力商人であったとされ、秀長の農民という出自とはまた違った形で民に寄り添う存在になるかと思いますし、生活をする人々の声に耳を傾けていたと想像します。

下剋上という言葉が本作の大きなテーマだと思っていまして、秀長や秀吉のように野心に溢あふれ行動するといつの間にか大切にしていたものを傷つけてしまったり、見えていたものが見えなくなってしまったり、知らないふりをしたりと、どこかにほころびが生じてくることが往々にしてあるなと感じます。

遠く上を見据える兄弟と、目の前の人・物・事をじっと見つめる平助という心象風景が浮かびますし、兄弟に対して平助はどのように関わっていくのか、違和感を覚えなにか進言するのかと想像が膨らむばかりです。

人や物を“繋ぐ”元商人という側面を活かしながら、平助を作り上げていきたいと思います。

吉川平助はこれまで演じられたことがないお役とのことなので、素晴らしいスタッフ・キャストの皆様のお力添えのもと、多くの方に平助を知っていただき愛される人物になるよう、心血注いで演じていく所存です。

■萩原護

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。

大切に紡がれてきた本作に参加させていただけることがとても幸せで、光栄に思いました。正直に言うと、今まで小堀正次を存じ上げなかったのですが、茶人の小堀遠州の父と聞き、文化的な教育をされた方なのだろうなと想像しました。

――正次をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

正次は家臣団の中では若手。私も俳優として若手ですので、若手らしく活き活きと、先輩方に飛び込む気持ちで、秀長家臣団の一員として楽しみながら演じていきたいと思っています。

■平埜生成

――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。

役者は、どれだけ「あの作品に出たい!」と願っても、〈役〉とのご縁を待つしかありません。待って、待って、何度も心が折れかけて、でも、待って……。

このたび『豊臣兄弟!』出演のご縁をいただきました。放送開始時から魅了されてきた作品であり、まさに「出たい!」と願ってきたドラマです。念願叶っての出演。嬉しくないわけがありません。ドラマの中の人物たちのように、ちぎれんばかりの雄叫びをあげたいです。エイエイ、オー!

――今作の羽田正親をどう演じていきたいか、意気込みをお願いします。

秀長(小一郎)は藤堂高虎に『お前は気が短いが、いざという時、人を助けることができる男じゃ』と言って、家臣に加えました。相手の強みも弱みも丸ごと受け止めようとする、とても好きなシーンでした。

秀長は「天下一の名補佐役」といわれています。羽田正親は、そんな名補佐役の補佐役です。秀長は、なぜ正親を家臣に選んだのか。彼の強みと弱みはどこにあるのか。少ない史料と想像力を駆使しながら、熱く演じていきたいです!

■プロデューサー:高橋優香子

 本能寺の変で織田信長が亡くなり、ここからいよいよ豊臣兄弟が天下人への道を切り開いてゆきます。2人を中心に歴史が大きく動く後半戦に向けて、新しいキャストの皆様を発表いたします。

 豊臣秀次を演じていただくのは、山田涼介さんです。歴史上、さまざまな逸話やイメージを持たれる秀次ですが、今作でははたして…。類まれなるスター性と確かな演技力を兼ね備えた山田さん演じる秀次に、どうぞご期待ください。

 また“秀長家臣団”も非常に多彩な俳優陣にお集まりいただきました。飄々(ひょうひょう)とした年長者の桑山重治役には住田隆さん。知的でクールな羽田正親役に平埜生成さん。チャキチャキ商人気質な吉川平助役に松岡広大さん。忠実で素朴な小堀正次役には萩原護さん。愛すべき彼らのチームワークをお楽しみいただけますと幸いです。

 そして、秀長の娘・末と、浅井三姉妹の初と江も本役となって登場します。池端杏慈さん、田牧そらさん、西川愛莉さんの可憐(かれん)でみずみずしいお芝居にぜひご注目ください。

 明後日も、後半戦の鍵となる役の発表(その二)を行います。引き続きよろしくお願いいたします。

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