香取慎吾が主演する連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』(WOWOW)より、メインキャストが解禁。鈴木杏、蓮佛美沙子、宇崎竜童、ピエール瀧の出演が決定した。



【動画】『虚ろな十字架』30秒特報映像 メインキャスト解禁

 発行部数約76万部を誇る東野圭吾の同名ベストセラー小説を実写化する本作は、死刑制度という普遍的な社会テーマに真正面から挑んだ社会派サスペンス。

 主演を務めるのは、WOWOW連続ドラマに初主演、そして東野圭吾作品も初主演となる香取慎吾。11年前に起こった人生を揺るがす“ある事件”を機に、孤独と虚しさを抱えて日々を過ごす主人公・中原道正を演じる。さらに“加害者家族”として主人公と対峙していくキーパーソン・仁科史也役には赤楚衛二が決定している。

 香取とは子役時代以来約26年ぶりの共演となる鈴木杏が演じるのは、香取演じる主人公・道正の元妻・浜岡小夜子。広告代理店に勤務していた道正と仕事を通して出会い、結婚した仲の良い夫婦だったが、11年前に起こったある衝撃的な事件を機に関係性が一変し、離婚。以来2人は一度も顔を合わせていなかったが、ある日小夜子が路上で身勝手な犯人に殺されたことで、変わり果てた姿となって再会を果たす。

 そして中原は、小夜子の不審な死の真相を調べるうちに、中原との離婚後、強いジャーナリズム精神を掲げたライターとして精力的に活動していた小夜子の顔を知ることに。その先で中原を待っていたのは、ある驚くべき真実だった。

 赤楚演じる本作のキーパーソン、史也の妻・仁科花恵を演じるのは、連続ドラマW『悪党 ~加害者追跡調査~』(2019年)以来の瀬々監督作品への出演となる蓮佛美沙子。小児科医として忙しく働く史也を献身的に支える良き妻であり、史也との間の幼い息子にとっての良き母でもあるが、史也の実家からは“ある疑惑”をかけられているという役どころ。ある日、実の父が金目当てで小夜子を殺害したことで、幸せな暮らしから一転、加害者家族として史也と共に追い詰められていく。


 中原の伯父・竹井を演じるのは、言わずと知れたロック歌手・作曲家であり、俳優としても数々の名作で唯一無二の存在感を放つ宇崎竜童。WOWOW連続ドラマへの出演は本作が初となる。竹井は、11年前の“ある事件”以来前を向けずにいる中原にそっと寄り添い、中原のつらい経験が役に立つと考えて、自身が経営するペットの葬儀会社を引き継がせた愛情深い人物。孤独な中原の唯一の理解者ともいえる存在だ。

 Netflix『地面師たち』(2024年)、『全裸監督』シリーズ(2019年、2021年)、『ガス人間』(2026年)など、社会現象を巻き起こす話題作への出演でたびたび話題をさらうピエール瀧が、2016年の連続ドラマW『きんぴか』以来のWOWOWドラマ出演で演じるのは、中原の元妻・小夜子の殺害犯・町村作造役。11年前の事件以来、日々を無為に生きていた中原に、「死刑制度の是非」「本当の償いとは何か?」という答えのない問いと向き合うきっかけを与える、物語の超重要人物だ。

 花恵とは疎遠ながらも、義理の息子である史也からの援助に頼って生活する町村は、ある日金目当てで偶然通りがかった小夜子を殺害するが、その犯行には不自然な点が多く...。主人公・中原を突き動かす“疑惑の殺人犯”を、数々の話題作で強烈なインパクトを残し続けるピエールが演じる。

 さらに、このたび解禁となったキャスト陣が総出演する特報映像が解禁された。「人を殺した人間に、罪を償うことはできるのか?」という中原の問いかけをきっかけに、“加害者家族”“被害者遺族”それぞれの立場から、登場人物たちの感情が激しくぶつかり合う、緊迫感満載の映像となっている。

 連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』は、WOWOWにて9月6日22時より放送・配信(全4話)。

 ※キャスト陣のコメント全文は以下の通り。


<コメント全文>

■鈴木杏(浜岡小夜子役)

まだ自分の中で言語化が追いついていないほど、濃厚な撮影期間でした。それぐらい小夜子さんにとって「ある事件」は過酷な境遇です。私は自分のつたない想像力をフル稼働していましたが、それでも本当に彼女に寄り添えていたのかは分かりません。ただただ全身全霊で向き合いました。

その時に救いだったのが、瀬々監督の(大きな声の)「オッケー!」と、わずかに余裕があった時、香取さんとアートの話ができたこと、そして素晴らしくプロフェッショナルなスタッフの皆さんのまなざしでした。100人の方が見てくださったら、100通りの感じ方がある作品だと思います。善悪では語りきれない、「命」の物語。受け取っていただけたら、幸いです。よろしくお願いします。

■蓮佛美沙子(仁科花恵役)

この社会には、どうあがいても晴れない思いを抱えて生きている人がいます。罪を罪と思わず、罰を罰と思わず、生きている人もいます。被害者と、加害者。
それぞれにとって、何が本当の“償い”になるのか。

撮影を思い返すと、ずっと誰かの心の痛みに触れていた気がして、私はいまだに香取さん演じる中原さんに初めて対峙した時の、目の奥の深い悲しみが忘れられません。エゴや思想が絡まり、悲劇が悲劇を呼ぶ“人間の不完全さ”を、味わってもらえればと思います。

■宇崎竜童(竹井役)

原作、監督、主演、三拍子そろった作品への出演依頼、二つ返事でお引き受けしました。中原を気遣う竹井の温かい愛情の深さを、短いシーンの中でどう表現すれば良いか一瞬考えさせられましたが、監督の指示を受け素直に応じられるよう、フラットな気持ちで現場に立てることを第一に、作り込まず緊張しないで落ち着いていこうと臨みました。

シーン中、香取くんとは面と向かってのやり取りはありませんでしたが、背中に感じる香取君のオーラが私をリラックスさせてくれました。待機中に香取くんとお話しできたことで、中原と竹井の距離が近づき、役柄に反映されたのかも知れないと感じています。たくさんの皆さんにご覧いただききたい心揺さぶるドラマです。

■ピエール瀧(町村作造役)

今回初めて瀬々監督の作品に参加させていただきました。倫理観と精神をえぐられ、さらに原色の深淵を剥き出しにされるような重いテーマのドラマですが、それでも飄々と現場の撮影を進行されていく監督の胆力の強い立回りに感銘を受けました。久しぶりに再会できた香取くんとの共演も感慨深いものがあり、心に残る作品となりました。

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