ロシア軍と北朝鮮軍の軍事協力が、新たな段階に入りつつある可能性を示す事例が、ウクライナの戦場で確認された。無人地上車両(UGV)に北朝鮮製のロケット兵器が搭載された「ロボット兵器」が実戦投入され、ウクライナ側によって破壊されたというのだ。
ウクライナ通信社インタファクス・ウクライナによると、ウクライナ国家警察の特殊部隊旅団「ヒジャク(捕食者)」は今月上旬、ハルキウ方面で北朝鮮製兵器(107ミリ多連装ロケット)を搭載したUGVを発見し、撃破した。同旅団は偵察用無人機「Vector」による監視活動の中で目標を確認したとしている。 さらに、米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」も、ロシア軍が北朝鮮製兵器をUGVに統合して運用している可能性に言及した。 もっとも、現時点で「露朝共同開発のロボット兵器」が存在すると断定するのは早計だ。公開された情報だけでは、UGVそのものがロシア製なのか北朝鮮製なのか、あるいは両国による共同改修の産物なのかは判然としない。 しかし、今回の事例が示唆するものは小さくない。 これまで露朝軍事協力は、北朝鮮による砲弾や弾道ミサイルの供与、さらには兵士の派兵が中心だった。だが、無人システムと北朝鮮製火器の融合が確認されたことで、協力の中身が「兵器の売買」から「兵器システムの統合」へ進み始めた可能性が浮上している。
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