北朝鮮が日本に対する非難を急速に強めている。朝鮮中央通信は11日、2026年版「防衛白書」を「戦争機械稼働の合法化を狙った再侵略白書」と非難する国際安全保障問題評論家、カン・ウォンチョル氏の論評を配信した。

小泉進次郎防衛相についても「軍国化の先陣の将」と名指しで攻撃した。

北朝鮮では5日、金正恩総書記の妹、金与正・朝鮮労働党中央委員会副部長が日本に対する異例に強い談話を発表したばかり。7月以降、国営メディアを通じた日本の防衛政策への批判は少なくとも7回に上っており、対日非難のアクセルを踏み込んでいる格好だ。

11日の論評は、日本政府が公表した2026年版防衛白書について、北朝鮮や周辺国を「重大かつ差し迫った脅威」「最大の戦略的挑戦」と位置付けることで、自らの軍事力増強を正当化しようとしていると主張した。

さらに、白書公表後に小泉氏が厳しい安全保障環境を踏まえた防衛力の強化・革新の必要性を訴えたことを取り上げ、「『軍国化の先陣の将』となって日本をどんなに危険な道に追い込んでいるのかを明白に実証している」と非難した。

日本の防衛白書は、中国の対外姿勢や軍事動向を「最大の戦略的挑戦」と位置付ける一方、北朝鮮の核・ミサイル開発などについても厳しい安全保障環境を構成する要因として警戒している。

これに対し北朝鮮側は、日本こそ地域の安全を脅かす存在だとの論理を展開。「日本が『防衛』という絹の風呂敷で自分らの侵略的本性を包み隠そうとしても、地域の平和を蹂躙し、緊張を激化させる禍根としての正体は絶対に隠せない」とした。

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