5月31日の東京ドーム公演をもって活動を終了した。ステージ上から「5人の嵐」が消えても、メンバーとファンとのつながりが途切れたわけではない。


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7月15日、櫻井翔と相葉雅紀の個人ファンクラブが発足し、大野智も個人サロン「さと島」をオープンした。二宮和也は、2024年に個人ファンクラブを設立済みで、松本潤の公式メンバーシップ「MJ’s Membership」も8月8日に開設される。これにより、元メンバー5人全員が、それぞれの形でファンに直接発信する窓口を持つことになる。

もっとも、5人が進む道は同じではない。

活動終了の前後で最も変化が少ないのは櫻井だろう。バラエティで活躍する一方、日本テレビ系報道番組『news zero』のキャスターは就任から約20年となり、7月4日には同局系音楽特番『THE MUSIC DAY 2026』で14年連続となる総合司会を担当した。バラエティ、音楽番組、報道、ドラマ・映画まで横断する立ち位置は、櫻井の大きな強みだ。グループの看板がなくなっても、芸能界で揺るぎない地位を築いている。

相葉もバラエティを主戦場としながら、司会者や俳優としても存在感を強めている。柔らかな人柄を生かした進行役として定評があり、フジテレビ系『FNS歌謡祭』でも2019年から司会を担当してきた。

俳優としては、7月22日に大森南朋松下奈緒とトリプル主演するテレビ朝日系『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2』がスタートする。相葉が演じる名波凛太郎は、警察庁に中途採用され、警視庁へ出向した異例のキャリア組で、明るく人懐こい相葉の従来のイメージを残しながら、鋭い捜査能力を備えた役柄だ。
前作が好評でシリーズ化されたことで、俳優としての新たな可能性を感じさせている。

活動休止後の動きが最も見えにくかったのが大野だった。一時は「芸能界引退説」も盛んに取り沙汰されたが、個人サロン「さと島」の開設によって、表舞台から姿を消すわけではないことが確定し、ファンを安心させた。

大野は個人サロンについて、「人間・大野智として僕の日常だったり、趣味だったりを発信していこうかな」と説明している。心地よい距離でファンとつながる場を選んだのだろう。当面のところ従来のような芸能活動を予定している気配はないが、大野が自分のペースで発信してくれるだけで十分だというファンも少なくない。

二宮は5人の中で、最も早く個人活動の基盤を整えた。2015年の映画『母と暮せば』で第39回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞するなど、俳優としての評価を早くから確立。7月26日スタートのTBS系日曜劇場『VIVANT』第2シーズンにも、ノコル役で続投する。

一方、今春に始まった日本テレビ系『金曜ミステリークラブ!!!』ではメイン出演者として千鳥・ノブとタッグを組み、TBS系『ニノなのに』でもMCを担当するなど、バラエティでも才能を発揮。さらに、昨年7月に2枚目のソロカバーアルバムを発売し、歌手としてもファンを楽しませている。複数の活動の柱を築いた二宮は、アイドル出身者の独立後のモデルケースになりつつある。


松本は嵐のコンサート演出を担い、後輩の育成にも力を入れていたことから、活動終了後の進路として「裏方に転身するのではないか」と報じられたこともあった。しかし、公式メンバーシップの開設が決定したことで、芸能活動を継続する意向であることが明確になった。

おそらく今後もタレントとしては俳優業を中心に活動し、その一方でコンサートの演出や後進の育成にも注力することになるだろう。裏方か表舞台かという二者択一ではなく、両方を行き来できるのが松本の才能であり特色だ。

嵐としての活動は終わったが、5人はそれぞれの持ち味を生かし、新たな道を歩み始めている。全員がそろうのは難しいとしても、元メンバー同士の共演や交流を目にできる可能性は十分に残されている。5人が活躍を続ける限り、嵐がくれた宝物のような時間や、ファンの中に刻まれた思い出が色あせることはない。

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