スピードワゴン小沢一敬が、相方の井戸田潤とともに、鈴木おさむとTHE RAMPAGEの陣がMCを務める8月14日配信のPodcast番組『IBJ presents 人生は出会いでできている』にゲスト出演。小沢の活動再開後、2人そろってメディアに登場するのは今回が初めて。
着実に本格復帰への道を歩んでいるように見えるが、その先にある「地上波復帰」には、まだ大きな壁が立ちはだかっている。

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小沢といえば、2023年末にダウンタウン松本人志をめぐる性加害疑惑が「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた際、女性らが参加した飲み会に関わった人物として名前が取り沙汰された。

所属事務所は当初「小沢の行動には何ら恥じる点がない」として活動継続を宣言したが、その数日後には、小沢本人が「関係者及びファンの皆様に混乱やご迷惑をお掛けしている」として活動自粛を発表した。

それから約2年2カ月。今年3月19日に活動再開が発表され、小沢は「もう一度、漫才と真摯に向き合いたい」とコメントし、同月27日に若手芸人の登竜門として知られる東京・渋谷La.mamaで開催された新人コント大会にスピードワゴンとして特別出演。井戸田と漫才を披露し、仕事復帰を果たした。

個人のYouTubeチャンネルの更新も再開し、迷惑をかけた井戸田に手料理を振る舞う動画などを公開。7月には新たなサブチャンネルも始動した。そして今回のコンビそろってのメディア出演と、順調に完全復活への道を歩んでいるように見える。

これに対して、ネット上では「小沢さんのセンスとキャラは特別だからうれしい」「小沢さんをずっと待ってた井戸田さんとの絆が泣ける」「芸人マジ歌選手権にまた出てほしいなー」と期待する声が上がった。その一方で、「結局、何があったのか説明しないからモヤモヤが残る」「核心には触れないからすっきりしない」「何も語らずに自粛、説明なしで復帰じゃ世間は納得しないのでは」といった厳しい意見も散見される。

小沢の今後の活動について、大きな目標となるのが地上波番組への復帰だろう。
しかし、そのハードルは依然として高い。

背景にあるのが、一連の騒動の中心となった松本の状況だ。松本は「文春」側との裁判に注力するため、2024年1月に活動を休止。裁判終結後、2025年11月に有料配信サービス「DOWNTOWN+」で約1年10カ月ぶりに活動を再開した。ただ、裁判は松本側が訴えを取り下げる形で終結したため、報道内容の真偽について司法判断が示されたわけではない。つまり、いまだに「シロ」とも「クロ」とも言い切れない状態が続いている。その影響もあってか、松本はいまだに地上波番組への復帰が実現していない。

そして、この事実は小沢の活動にも影を落とす。松本の騒動に白黒がついていない以上、小沢についても、テレビ局がどう扱うべきか判断しづらいからだ。復帰に際しても経緯を詳しく語っていないため、視聴者の中にモヤモヤが残っており、もし起用すれば反発を招くリスクがある。これが、小沢の地上波復帰に立ちはだかる最大の壁だろう。

騒動の真相について今後も語らないとすれば、小沢にできるのは、一つひとつ仕事を積み重ねながら世間の空気を変えていくことだろう。
そして、その道をともに歩んでくれるのが相方の井戸田だ。小沢が活動自粛となってもコンビを解散せず、復帰後はライブ、YouTube、Podcastとそろって活動している。そこからは、小沢の復帰が「スピードワゴンの再出発」でもあるという意思がはっきりとうかがえる。

小沢はこのまま「地上波で見られない芸人」となってしまうのか。それとも、相方と二人三脚で少しずつ世間のムードを変えていくのか。小沢の本格復帰への道は、スピードワゴンのコンビ愛が試される時間でもある。

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