レビュー

投資に興味はあるけれど、何から始めていいかわからない。お金を増やしたいけれど、投資に回す余裕がない――。

本書は、そんな人にぴったりの一冊だ。
著者は、映像メディア「PIVOT」の人気番組『MONEY SKILL SET(マネースキルセット)』でナビゲーターを務める国山ハセンさんだ。本書では数々の「お金のプロ」から学んだ知見が、わかりやすく語られている。
冒頭の「何から始めればいいかわからない」という悩みに対するハセンさんの答えは、「投資信託、一択」と極めてシンプルだ。特に主要銘柄に幅広く投資するインデックスファンドは、リスクを抑えやすく少額から始められるため、投資初心者に最適だという。
投資信託というと「大儲けはできない」イメージがあるかもしれないが、実は、世界の大富豪も投資信託で資産運用をしている人が少なくないそうだ。もっと派手な投資をしていると思いきや、意外にも堅実に運用している――。そんな興味深いエピソードが紹介されているのも、本書の魅力のひとつである。
本書では、ハセンさんが目の前で話しているかのようなテンポ感で話が進んでいく。自身の投資経験についても語られており、失敗しながらもチャレンジを続ける姿には親近感を覚える。また、プロたちの教えを聞くだけで終わらせず、実際に行動に移す実践力にも感心させられる。だからこそ、本書で語られるアドバイスはどれも説得力があるのだろう。

「投資は難しそう」と感じている人ほど、本書を手に取ってほしい。お金との付き合い方を見直すきっかけと、最初の一歩を踏み出す勇気をもらえるはずだ。

本書の要点

・投資は「投資信託から始める」のが正解である。特に「S&P500」か「オルカン」のインデックスファンドがおすすめだ。
・同じ銘柄を毎日チェックしていると、投資の相場感が自然と身につく。
・不動産投資における勝ち筋は、「立地」である。人の流れが活発な場所は、土地の価値が上がりやすい。
・NISAを賢く活用するには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いを理解し、使い分けて運用することが大切だ。



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