肺炎のため、6月9日に亡くなった中村玉緒さん(本名・奥村玉緒=享年86)の告別式が17日東京・西五反田の桐ケ谷斎場で営まれた。TBS系バラエティー「さんまのSUPERからくりTV」などで玉緒さんと共演し、天真爛漫な魅力をお茶の間にひろめた明石家さんま(70)は前日の通夜に続いて参列。

故人との別れを惜しみ、自ら乗用車のハンドルを握って斎場を後にした。


 玉緒さんの夫で俳優の故・勝新太郎さんの元付き人であった俳優松平健(72)が玉緒さんの晩年、介護施設に入居した玉緒さんの面倒を見ていたことが明らかになった一方、さんまはあえて玉緒さんを見舞わなかったと伝えられている。


「玉緒さんは『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP』が大好きで、毎回着物を新調するほどで、放送の終わるたびに『次いつでっか?』と、さんまさんの事務所に電話していたそうです。 そのため、さんまさんの顔を見たらまた番組に戻れるんじゃないかと期待させてしまう。また、認知症の話を知っていて、見舞って、自分のことも忘れてしまっていたらという恐れもあった。『お母さん』と玉緒さんを呼ぶさんまさんならではの深い愛情と苦悩が背景にあったようです」


 とは、スポーツ紙芸能デスク。


「玉緒さんは携帯電話を持っておらず、直接連絡を取り合うことができなかったこともありますが、さんまさんのことは大好きで『バラエティー番組へ導いてくれた恩人で、あんな良い方はいない』とよく言っていました。『お金には恵まれないんですけど、人に恵まれております』と。そんな玉緒さんですから、さんまさんが葬通夜そして葬儀と2日連続で足を運んでくれたことに感謝していると思いますよ」(同)


■「ぐふふふ」の笑い声で、お茶の間の人気者になった玉緒さんの魅力


 さんまと玉緒さんの「からくりTV」などでの掛け合いはアドリブも少なくなく、名シーンとして、語り継がれているという。


「玉緒さんはどんなときも『はい、そうでございます』と、おしとやかで丁寧な受け答えをされていたのですが、さんまさんはその向こうに隠れていた天然キャラを見いだして、名ボケを連発させていましたからね。『玉緒が行く』という体験ロケコーナーなど、玉緒さんは『ぐふふふ』と独特の笑い声を響かせ、台本の想定をこえたハプニングを起こしてしまう。さんまさんのツッコミにまた豪快に笑って、アドリブで面白い話をしてくれるのです。

毎回、面白すぎて収録が長くなり、編集でカットするのに困ったというのは有名な話ですよ」(放送関係者)


 そんな玉緒さんをさんまは「笑いの神がすみ着いた」と称えている。13日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」では「計算しないところにすみ着くのが笑いの神」などとし、玉緒さんのもとから生涯、逃げなかったと語った。そして、斎条では取材に応じなかったが、玉緒さんには、こんな言葉を送っている。


「お母さんには散々お世話になって。本当に頑張ってくれて……。心にポカンを穴が開いたような感じ。本当にお母さん、どうもありがとうございました。もう感謝しかありません」


 告別式にはゆかりの芸能人ら約200人が出席し、初夏の青空の下、出棺していく玉緒さんに手を合わせた。


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 中村玉緒さんといえば、勝新太郎さんとのエピソードで有名だ。関連記事【もっと読む】中村玉緒さん亡くなる…夫・勝新太郎さんと趣味のパチンコを愛した86年の珠玉エピソード…では、思わず微笑んでしまう2人のエピソードを伝えている。


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