小泉進次郎防衛相の言動が物議を醸している。


 17日のネット番組で「日本にとって議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」と発言。

ロシアによるウクライナ侵攻後、欧州諸国で核戦力の増強、核兵器持ち込みを容認する動きが出ていることを受け「日本もタブーなく議論すべき」と、非核三原則の見直しに踏み込んでみせたのだ。


 昨年末、高市内閣の安全保障担当の首相補佐官がオフレコで「日本は核兵器を保有すべき」との発言を展開したことが分かり、猛批判を招いた。曲がりなりにも、防衛省のトップである進次郎氏の「核」発言に対して「踏み込み過ぎだ」(永田町関係者)といった声が上がっている。


 進次郎氏の危ない発言は今回に限ったことではない。5月末のアジア安全保障会議では、中国が日本を「新型軍国主義」と批判していることに対し、名指しは避けつつも「核兵器と戦略爆撃機を大量に保有する国が、そのいずれも持たない日本をそう呼ぶのはおかしい」と反論した。すると、中国側は進次郎発言について「全く根拠がなく、空虚で無力」とこき下ろし、日本側も「残念な反応」とブーイング合戦に発展したのだ。


 3月には、中東情勢悪化を受けて検討されていた自衛隊派遣について、正式な準備依頼がなされる前に、SNSに〈邦人輸送のための自衛隊機の派遣準備に着手しました〉と投稿。“フライング”をかましていた。


 明らかに行き過ぎだが、進次郎氏の言動にSNSでは〈覚醒した〉なんて評価する声が上がっている。本人もまんざらでもないのだろう。19日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」で、大臣就任以降の手応えについて問われるや「よく『覚醒した』って言うね」と笑顔で周囲の評価に言及。どうも進次郎氏は、あえて“覚醒キャラ”を演じているようだ。

「次期総裁選への布石ですよ」と言うのは、官邸事情通だ。


■高市首相は首切りを画策


「彼はこれまで自民党内では、高市総理や小林鷹之政調会長との対比でリベラル派とみなされてきた。岩盤保守層の支持を得られなかったせいで、“前回総裁選で高市さんに負けた”と思っているフシがある。だから、防衛相就任以降、右寄りで勇ましげな発言を連発させ岩盤保守層の支持を得ようとしているわけ。防衛相という立場を最大限利用したいのでしょう」


 進次郎氏の“覚醒キャラ”を、複数の政権幹部は苦々しく見ているという。高市首相もその一人だそうで「次の閣僚人事で首を切られる」(同前)との見方もある。内閣支持率が下落する中、ポスト高市狙いの進次郎氏には「渡りに船」か。


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 外遊するたびに奇行に及んできた高市首相ばかりが悪目立ちするが、進次郎氏もインドネシア大統領との会談でまさかのものを土産に持参し世界に恥をさらした。関連記事【もっと読む】では進次郎防衛相はインドネシアでやらかし大炎上と報じている。


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