8月29日から30日にかけて放送された「24時間テレビ49-愛は地球を救う-」(日本テレビ系)。チャリティーパートナーはSixTONES山崎育三郎芳根京子、チャリティーランナーは星野真里が務め、平均視聴率は10.5%(世帯。

ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。歴代49回の中で41位タイの数字だった。


「昨今のテレビ界で2桁を取る番組は週に数えるほどですから、10.5%はかなり高い。ネットを中心に毎年批判の声が上がりますが、『偽善』と言われようと、数億円の募金額を集める巨大なテレビ番組は他にないわけで、この額が激減しない限り、これからも続くでしょう」(テレビ局関係者)


 番組終了時点でのマラソン募金額を比較すると、昨年の7億40万8600円に対し、今年は3億8054万8400円。この結果について「マラソンが盛り上がりに欠けたから」という声も上がっているが、実際はどうなのか。


「瞬間最高視聴率は昨年25.4%、今年20.6%。どちらもマラソンのゴール直後です。今、瞬間最高でも20%を超えるコンテンツはほぼありません。昨年と比べれば低いけど、今年もマラソンは十分盛り上がったと言えます」(前出のテレビ局関係者)


 歴史を振り返れば、募金額はマラソンランナーよりも、番組にずっと出続けているチャリティーパートナー(パーソナリティー)と大きく関係しているという。


「1995年、SMAPジャニーズ事務所のタレントとして、初めてチャリティーパーソナリティーを担当すると、募金額が10年ぶりに10億円(最終発表。以下同)を超えました。

翌々年以降、KinKi KidsやV6などのジャニーズ系、SPEED、モーニング娘。とアイドルグループがメインを務めました」(ベテラン芸能記者=以下同)


 その頃の募金額は7億円台~9億円台で推移したが、2005年に草彅剛香取慎吾がメインパーソナリティーになると、SMAP以来10年ぶりに10億円を上回った。


「以降、毎年ジャニーズが中心で関わるようになりました。メインの出演者にジャニーズ系がいなかったのは、ジャニー喜多川氏の性加害問題が社会を揺るがせた翌年の24年のみ。なぜ起用され続けたかといえば、募金額が計算できるからです。彼らがお願いすれば、純粋なファンは募金をしてくれる。日テレとしてもジャニーズとしてもありがたい存在だったでしょう」


 募金額は人気と比例しており、がメインだった19年には当時過去最高の15億5000万円を突破した。一方で桜井翔、亀梨和也小山慶一郎とグループの違う3人がメインだった17年は6億円台という28年ぶりの低水準になっている。


「女性ファンはグループの友情を好むため、関係性の見えづらいソロの集まりだと、募金は減る傾向があります。今年は、現在の旧ジャニーズで1番人気のSixTONESがメインを務めたので、かなりの額になってもおかしくなかった。しかし、過去2年と比べれば低水準でした」


 この2年は募金額が過去最高を連続で更新しているため、低く見えてしまうのは仕方ない。

3年前、番組終了時点でのマラソン募金は2億2223万8290円だった。それと比べれば、今年は約1億6000万円多くなっている。


「ただ、どうしても昨年を基準に考えますから、SixTONESを起用しての落ち込みは日テレとしても予想外だったと思います。まだ募金はできますし、ファンが彼らのために募金をして、最終発表で伸びる可能性はあるでしょう。ただ、番組終了時点と最終発表の額はだいたい比例するので、どうなるか。募金額が低水準になれば、いずれ日テレは旧ジャニーズ系から他事務所のアイドルへの切り替えを考えるのでは」


「24時間テレビ」における旧ジャニーズの一極集中体制に幕が下りる日は来るか。


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