歌舞伎俳優の市川新之助が現地時間4日、イタリアで開催中の第83回ベネチア国際映画祭(12日まで)の「襲名」(25日公開、三池崇史監督)公式上映で父の市川團十郎らと舞台あいさつを行った。

 自身と父・團十郎の襲名への軌跡に密着したドキュメンタリー。

同映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に出品され、新之助は「やはり舞台に立ってお芝居を見られることに対してはあまり緊張しないんですけど、映画の中の昔の自分の反省点もたくさんありますし、それを自分自身で見ながら、さらに多くの方々にも見られるというのは、本当にすごく不思議な経験でした。本当に恥ずかしくて、もう冷や汗が止まらなかったです」と苦笑交じりに語った。

 自身初の映画祭。「僕は本当に、まず本当にありがたくて。最初に出させていただいた映画で、ベネチア国際映画祭に出品されて、このべネチアの地に来ることができて、皆様に囲まれながらその映画を見られたというのが、もう本当に嬉しくて。拍手の時とかもみんな笑顔にあふれていて、本当に嬉しいなって思いました。けど、すごく恥ずかしくて、父とも顔を見合わせながら『ほんとに恥ずかしかったね』と言い合いながら、本当にお互い汗がドバドバでした」と報道陣を笑わせた。

 ヨーロッパに訪れるのも今回が初めて。「やっぱりヨーロッパの中でも、ベネチアって本当にすごくきれいな街で、もう一生見られないんじゃないかっていうくらいの不思議な街でした。移動手段も船で、船の上から見る街というのも本当に初めての経験でしたし、初めてヨーロッパに来させていただいて、その国がここで本当に良かったなと思いました」と声を弾ませた。これには團十郎も「良いこと言うなぁ」と感心していた。

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