9月1日放送のNHK「うたコン」は「80年代ベストヒット」を特集。細川たかし、瀬川瑛子、EPO、西川貴教、King & Prince、May J.などの歌手が集まる中、主に俳優やタレントとして活躍する大泉洋西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」、田原俊彦の「抱きしめて TONIGHT」、自身の新曲「なんてことない日々」と3曲を歌った。


 キンプリは松田聖子の「SWEET MEMORIES」と自身の新曲「So Honey」、西川貴教は中森明菜の「北ウイング」と自身のヒット曲「HOT LIMIT」、EPOは自身のヒット曲「DOWN TOWN」「う、ふ、ふ、ふ、」と2曲ずつ歌ったが、他の歌手は1曲だけだった。


 そのため、本業が歌手とは言いづらい大泉が3曲を披露したことに、ネット上では疑問の声も上がった。


「俳優やタレントのイメージが強いのでしょうけど、大泉は20年以上前から作詞してCDを出していますし、最近は精力的にリサイタルをしている。でも、なかには『仕事は1本に絞らなければならない』と固定観念を持つ人たちがいる。だから、マルチタレントは『何が本業なんだ』と批判されやすくなる」(芸能記者)


 大泉は大手事務所「アミューズ」と業務提携しているため、NHKが配慮したとの見方も上がっている。


「ネットでは『大手事務所だから優遇されている』という説をよく見掛けます。たしかに若手だと、人気者のバーターとして出演できる確率は上がる。しかし、大泉クラスになると、関係ありません。単純にNHKが大泉の露出を多くしたほうが数字を計算できると思ったから、3曲歌わせたのでしょう」(テレビ局スタッフ)


■田原俊彦の『抱きしめて TONIGHT』を細部まで丁寧に表現


 番組冒頭、大泉は「もしもピアノが弾けたなら」を歌った後、三谷幸喜経由で西田敏行さんの妻から遺品のネクタイを授かったエピソードを披露。三谷が家で、貴重な遺品を自分のネクタイのある場所に掛けてしまったため、本当に西田さんのモノか怪しいと話した。


「会場も笑いに包まれていました。公開歌番組で、自分のファンではない層を笑わせるのは難しい。

しかも、尺が限られた中でオチまで完璧に持っていった。俳優として共演したからこそのエピソードですし、タレントとして鍛えているからこその話術でした。マルチな活動が生きた場面でした」(前出の芸能記者)


 その後の80年代メドレーで、大泉は田原俊彦の『抱きしめて TONIGHT』を披露。「田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018」(青弓社)の著書である岡野誠氏が話す。


「大泉さんは『抱きしめて TONIGHT』の動画を相当見て、研究していると思いました。歌唱中の顔の角度、手を握りしめた時の力の入れ具合、指を上にあげる仕草など、本人が憑依していた。踊りや歌はある程度、練習すればマスターできますが、神は細部に宿る。『TELL ME』の前に『YEAH~』と発していたのも、目を引きました。オリジナル音源には入っていませんが、本人が歌う時、必ず言いますからね。歌い方がモノマネのように聞こえた人もいるかもしれませんが、あれは『意識的に寄せようとした』のではなく、動画を見過ぎたため『無意識のうちに似てしまった』という状態だったと思います」


 歌手が本業と思われていないため、歌番組で目立つと不快に感じる人もいるようだが、マルチな活動が大泉洋の魅力を増しているようだ。


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 あの「トシちゃん」が、もう前期高齢者である。関連記事【もっと読む】80年代アイドルの田原俊彦が前期高齢者に…元気の秘訣は「エロ」と「家族」ともうひとつ…では、本人の元気の秘訣について伝えている。


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