世界のウェルネス経済は、コロナ禍を経て再び力強い成長局面に入っている。Global Wellness Instituteによると、世界のウェルネス経済は2023年に6.3兆ドル規模へ回復し、2028年には約9兆ドルに達する見通しだ。
運動、健康、美容、予防を軸にしたサービスは、今後も有望分野として存在感を高めていくとみられる。

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 こうした市場環境の中で、静岡県内で独自の事業展開を進めているのが株式会社インプルーブだ。インタビューによると、同社は2012年開業・創業15年目・法人11期目を迎え、パーソナルジム「IMPROVE」、エステサロン、フランチャイズ、サプリメント販売、美容健康機器の代理店事業、コンサルティング、結婚相談所の7事業を展開している。パーソナルジムとフランチャイズを合わせた店舗は、静岡県内で5店舗体制だという。

 特徴的なのは、単にジムを運営する会社ではない点だ。落合時夫氏(ときちゃん)は、自社で「IMPROVE」を運営する中で、トレーニング指導だけでなく、エステ、サプリメント、美容健康機器などを掛け合わせながら、顧客の課題解決を横展開してきた。さらに、その現場で蓄積した知見を、同業のパーソナルジム経営者向けコンサルティングにも活用している。インタビューでは、これまでの相談件数は累計100~150件ほどにのぼり、直近では月4~5件の相談があると話している。

 その発信の中心にあるのが、YouTubeで展開する「ときちゃんねる」だ。ここでは、パーソナルジム市場のニュース、集客方法、契約率や継続率の高め方、採用育成、複数出店、単価アップまで、ジム経営の実務に踏み込んだ内容を発信している。筋トレ系の人気発信とは異なり、経営目線でパーソナルジム市場を捉えている点が差別化につながっているようだ。

 また、株式会社インプルーブは「インプルーブコミュニティ」という考え方も重視している。
顧客や関係者を巻き込みながら、イベントや食、登山なども含めた交流の場を作り、ジム利用を単発のサービスで終わらせない設計を進めているという。さらに結婚相談所まで事業に含めている背景には、身体づくりや美容を通じて前向きに変化した人たち同士をつなげたいという思いがある。

 「IMPROVE」を起点に、運動、美容、商材、経営支援、コミュニティまでを一つの流れで設計する株式会社インプルーブ。創業15年目を迎えた同社は、単なるパーソナルジム企業ではなく、ウェルネス市場の広がりに合わせて独自の複合モデルを築く存在として、今後さらに注目されそうだ。
【編集:Y.U】
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