欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に対して実施する追加関税措置に対し、中国政府は強い不満を表明し、対抗措置を検討する姿勢を示している。「新華社」や「経済日報(Economic Daily)」の報道によれば、中国商務省は、EUによる保護主義的な措置が公正な競争を阻害していると批判し、欧州産の豚肉や乳製品、大型排気量の欧州車などを対象としたアンチダンピング(不当廉売)調査を行う可能性を示唆している。


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 中国商務省の立場を伝える「経済日報(Economic Daily)」は、今回の報復的動きが「自国産業の利益を守り、国際的な貿易ルールの遵守をEUに促すための必要なステップである」と強調している。特に、ドイツやフランスなどの欧州高級車ブランドがターゲットとなる可能性が報じられており、日欧米の自動車サプライチェーン全体に広がる影響が注視されている。

 世界の自動車産業は、米国の保護主義的な政策に加え、今回の欧州・中国間の摩擦という新たな難局に直面している。「新華社」などの分析では、EUによる関税強化が結果として欧州自動車産業自身の競争力を低下させると指摘する一方、中国国内のバッテリー大手やEVメーカーも欧州輸出戦略の再考を迫られている。

 日本企業にとっても、中国で製造・調達し欧州へ供給するサプライチェーンに多大な影響が及ぶリスクがある。今後、貿易交渉の行方次第ではグローバルな物流の混乱も懸念されることから、産業界は各国の詳細な制裁品目や期間について情報を注視している。
【編集:af】
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