2026年7月19日、インドの主要英字新聞である「タイムズ・オブ・インディア(The Times of India)」は、インド空軍がオーストラリア空軍の主催する多国間共同演習「ピッチ・ブラック2026」に、最新鋭のラファール戦闘機部隊を派遣すると報じた。今回の派遣は、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国による協力枠組み「Quad(クアッド)」などを意識したものであり、インドがアジア太平洋地域の安全保障において共同作戦の能力を高める重要な取り組みとなる。


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 報道によると、今回の共同演習はオーストラリア北部の広大な空域を舞台に、2026年7月20日から8月7日までの期間で開催される。インド空軍からは主力の最新鋭戦闘機であるラファール4機に加え、大型輸送機C17や空中給油機イル78などで構成される大規模な部隊が派遣される。演習には主催国のオーストラリアやインドのほか、日本、アメリカ、フランス、ドイツなど世界各国から多数の航空機と数千人の軍事要員が参加しする。インド空軍のラファール部隊は、現地で他国の異なる戦闘機とチームを組み、夜間の航空戦を想定した模擬戦闘や、空中での燃料補給といった高度で実践的な訓練を行い、共同で任務を遂行する手順を確認したという。

 戦闘機による多国間共同演習への参加は、異なる国の空軍が有事の際にどれだけ円滑に協力できるかという「相互運用性」を向上させるために極めて重要である。特にインドがフランスから導入したラファール戦闘機は、高いレーダー回避能力や高度な電子戦システムを備えた世界屈指の高性能機であり、この機体を用いた他国との訓練はインド空軍の防衛力を示す場にもなっている。インドは近年、インド太平洋地域において中国が力を背景に現状を変更しようとする動きを抑止するため、日本やアメリカ、オーストラリアとの安全保障上の結びつきを急速に強めている。今回の演習「ピッチ・ブラック2026」への参加は、こうした国際的な枠組みと足並みをそろえ、空からのアプローチによって地域の平和と安定に貢献する姿勢を明確にアピールする狙いがあるとみられる。
【編集:af】
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