V6の元メンバー、坂本昌行(54)、長野博(53)、井ノ原快彦(50)による3人組ユニット「20th Century」(以下トニセン)が6月28日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で全国ツアー「20th Century live tour 2026~唄う人 踊る人~」の東京公演を唄い踊りきった。
ステージで驚かされたのが、全員50代とは思えないほどキレのある身のこなし。
そして何より、小さな顔とスラッと伸びる手足は、アイドルという憧れの存在を体現したスタイル。会場には長年のファンだけではなく、10代や20代の若者も目立っていて、じわじわと新規ファンを増やしているようだ。
ツアーコンセプトの「歌い継ぐ、踊り継ぐ」に合わせ、事務所の先輩や仲間たちの楽曲もセットリストに並ぶ。少年隊の『バラードのように眠れ』や光GENJIの『ガラスの十代』、SMAPの『雪が降ってきた』にTOKIOの『うわさのキッス』と、世代を超えて愛されるナンバーで詰めかけた観客を楽しませた。
SNSにも、先輩や仲間たちの楽曲を継承するトニセンに感謝の声が集まっている。
《諸事情あって今は唄って踊ってもらえなくなっている曲たちに命を吹き込んで生かしてくれたことがですね、仲間の気持ちを汲んで唄って踊ってくれたことがですね、ありがたすぎて涙が》
《トニセンが先輩の曲や仲間の曲をこうして歌い継いでいること、そのバックに若いジュニアがいること、観てる客席もみんな知ってる歌がたくさんあること。これがこの事務所なんだよね》
《今日ライブで泣いたり笑ったりしながら、トニセンがいることがこの事務所の希望だなあと思った》
さらにファンが歓喜したのが、事務所の衣装倉庫を3人が訪れるVTR。さまざまなグループの歴代の衣装たちがズラリと並んでおり、ビルのワンフロアを丸ごと使っているようなスケールに圧倒される。過去の名曲たちは、その倉庫で見つけた少年隊の衣装でパフォーマンスしたのだが、井ノ原が「袖を通さないと衣装じゃないから。飾ってるだけじゃなくて着ないと」と話していたように、きらびやかな衣装はふさわしい人が着てこそ輝くものなのだ。
ファンは何より、推しに一生アイドルを続けてほしいと願うもの。でも、それが難しいことも事実。本人が自分の意思で別の道に進むのは、自主性が尊重されるという意味でよろこばしいことなのだが、どうしても喪失感を覚えてしまう。脱退や解散のニュースが流れるたび、自分が応援するアイドルたちの行く末に不安を覚えることも多い。
そんなアイドルファンにとって、全員が50歳を超えても変わらず3人揃って唄い踊り、ステージ上でキラキラした姿を見せてくれるトニセンの存在は、まさに希望の星だ。来年は活動30周年を迎えるが、息の合ったパフォーマンスを見せてくれることが楽しみでならない。

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