《再起動中の二朗さん主演スピンオフドラマの制作再開!》
7月9日、Xでこう報告したのは、映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』(9月18日公開)の監督を務める本広克行氏(60)。映画に出演する俳優・佐藤二朗(57)をめぐって、7月1日に「文春オンライン」で報じられた“ハラスメント疑惑”に端を発し、映画のスピンオフドラマ(フジテレビ系)の撮影中止と佐藤の降板が報じられていたのだが、状況は好転したようだ。
「文春の報道やフジテレビが公表した報告書によると、今年3月22日に行われた同局のドラマ『夫婦別姓刑事』の撮影中、佐藤さんがアドリブで共演女優の橋本愛さん(30)にボディタッチするアクシデントが発生。実は、橋本さんには過去のハラスメント被害によるトラウマがあり、制作サイドに対して身体接触について配慮するように撮影前から伝えていたのですが、“芝居の制約になりかねない”と判断した佐藤さんのマネージャーが、この配慮事項を佐藤さん本人に伏せていたんです。そんななか、アクシデントが発生したわけですが、これを機に、身体接触のルールを明確化。
撮影も続行されたのですが、4月8日、佐藤さんが橋本さんの楽屋を訪れ、トラウマの件に触れながら、“その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないか”などと述べたとされています。そして、フジテレビが外部の弁護士に依頼した調査の結果、この楽屋での言動がハラスメントと認定されたといいます。いっぽう、佐藤さんの事務所も報道直後に声明を出し、ハラスメントには該当しないとする専門家の意見を伝えていました」(芸能記者)
文春による報道以降、佐藤本人もXを通じて複数回反論。3日の投稿では《勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの「か弱い若い女性」と「典型的な昭和のパワハラオヤジ」を完全に創作してる》と訴え、7日にフジテレビが騒動に関する経緯をまとめた報告書を公表した際には、《フジテレビは、なぜ、そこまで片方だけに寄り添うんでしょうか。残念です》と指摘し、《もうフジとは関わりたくないです》と“絶縁宣言”まで突きつけた。
一連の投稿は大きな注目を集め、多くのファンが“なぜ一方の当事者の言い分に偏るのか”など佐藤に同情の声を寄せた。また、冒頭のように“吉報”を知らせた本広氏は、6日に更新したThreadsの投稿でも《後は二郎さんを援護、応援》などと綴っていたが、このように佐藤周辺の業界関係者からもエールが寄せられている。いっぽう、橋本はというと……。
「騒動に関して、橋本さん本人はいまのところ沈黙を貫いています。報道から1週間が経過しましたが、この間、橋本さんにはおびただしい誹謗中傷の声が寄せられてきました。その内容は、橋本さんと共演俳優との身体接触を伴った他の出演作品と比較して、“なぜ今回はNGなのか”という指摘や、橋本さんサイドが文春にリークして佐藤さんを“陥れた”との根拠のない憶測など様々。相当な数の声が寄せられたのでしょう、橋本さんのインスタグラムのコメント欄は閉鎖されています。
なお、橋本さんの所属事務所のEDENは、7月3日に公式サイト上で声明を発表し、《当社俳優に対する過剰な誹謗中傷が確認されており、警察に相談の上対応をしております。今後も、違法行為に対しては、刑事および民事上の厳正な措置を講じます》と表明していますが、対外的な発信はこの一回のみです」(前出・芸能記者)
とはいえ、時間が経過するにつれて、橋本に手を差し伸べる関係者も現れ始めているようだ。そのうちの一人が、第69回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門の審査員賞を受賞した『淵に立つ』(’16年)や、第79回同映画祭のコンペティション部門に正式出品された『ナギダイアリー』(’26年秋公開予定)などで知られる、映画監督の深田晃司氏(46)だ。
8日、Xではある一般ユーザーが、橋本が今後も役者を続けたいのなら、楽屋で佐藤から受けた指摘について“後輩として有難いお言葉を頂いたと考えている”との声明を出すべきだと述べた。すると、深田氏はこの投稿を引用リポストした上で、橋本に対してこんな言葉を送った。
《いえ。橋本愛さん、いつかお仕事ご一緒したいです。橋本さんに合う役があるかどうかそれ次第ですし、そもそも橋本さんご自身がその役や脚本に出たいと思うかどうかが全てなので、無責任なことは言えませんが、素敵な俳優だと思います》
さらに、実写映画化された小説『下妻物語』などで知られる作家の嶽本野ばら氏(58)も同日にXを更新。
《橋本愛さんのことは色々いわれてますが、彼女が週刊文春の書評欄で拙著「ハピネス」に就いて書いてくれた文章を読んで頂きたい。それでも彼女を揶揄するのなら僕は炎上覚悟でいいます。お前、何も解ってないと》
また、同日の『NEWSポストセブン』によると、佐藤から“恩人”と慕われているという女優・渡辺えり(71)は、同メディアの取材に、《私はその場にいたわけじゃないから、あれこれ言う立場じゃないですし、どちらの肩を持つとも言えません。ただ私は女性として、愛ちゃんがバッシングされるのは耐えられない》と話したという。
騒動をめぐって、佐藤サイドとフジテレビの主張には隔たりがあるが、いずれにせよ、当事者に対する誹謗中傷は厳に慎まれなければならない。

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