《投稿、これを最後にします》

7月8日、俳優の佐藤二朗(57)が自身のXを更新し、一連の投稿に区切りをつけることを宣言した。

7月1日に「文春オンライン」が報じた橋本愛とのトラブルを受けて、佐藤はここ数日、自身の思いの丈や葛藤をXで立て続けに発信してきた。

そうしたなか、一連の騒動に対するSNSでの発信に自ら区切りをつけた格好だったのだが……。その決意表明から約7時間後、佐藤は再びXを更新。

《最後の投稿と言っておきながら、ホント我ながら格好悪く、不様ですが、ご批判覚悟で》と前置きしたうえで、出演予定だった映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』(9月18日公開予定)を降板することになった自身に、本広克行監督から「まだスピンオフを諦めてない」と励ましのメールが届き、思わず嗚咽してしまったことを明かした。

最後といいながら繰り返された佐藤のSNS投稿。その率直な言葉に共感の声が寄せられる一方で、X上では《これ以上は語らないほうがいい》《事務所はなぜ止めない?》と、SNSの運用に関して心配する声も少なくなかった。

「佐藤さんがSNSで“本音を書きすぎる”のは、実は今に始まったことではありません。‘23年に出版したエッセイ『心のおもらし』(朝日新聞出版)では、SNSで感情をあらわにしたことで、思いがけない人物から厳しい言葉を掛けられた出来事を振り返っています。

佐藤さんは、自身が監督・脚本・出演を務めた映画『はるヲうるひと』(‘19年公開)が海外で評価される一方、日本の映画祭では思うような結果を残せなかった。このことに悔しさを募らせ、感情のままに《もちろん。僕たちは賞なんかのためにやっていない。ただ、ファックユーくらいのことは言っておきたい》とSNSへ投稿したそうなのです。

本人も後に“負け惜しみだった”と認めていますが、この投稿を見て最初に厳しく叱ったのは奥様だったそうです。

そして後日、主演を務めた山田孝之(42)さんと食事をした際にも、ある“忘れられない言葉”を掛けられたといいます」(芸能ライター)

その一言は、あまりにもストレートだったという。

「先輩ですが一言いいですか。ツイッター、やめちまえ」

後輩の山田が真剣な表情でそう告げると、佐藤は何も言い返せなかったという。もっとも、その言葉は突き放すためではなく、佐藤は著書のなかでその日の別れ際をこう振り返っていた。

《帰り際、タクシーに乗ろうとした孝之は、急に振り返り、僕に強めのハグをしました。創る人も、演じる人も、選ぶ人も、皆、必死。だから、恐らく僕には、「負け惜しみ」を放出している暇などないのだと思います。関わったすべての人、ご覧頂いたすべての方々のさまざまな思いが詰まった、自分にとってかけがえのない作品のためにも、前へ。そう気づいたことが、たくさんの友人から怒られた今回のことで唯一僕が得た「巧」だったと思っています》(佐藤二朗『心のおもらし』より)

佐藤を知る芸能関係者が続ける。

「SNSでついつい本音をつぶやいてしまう。それもまた、佐藤さんという俳優の不器用さであり、人間味なのかもしれません。今回の一連の投稿にさまざまな反応が寄せられていますが、あの日、山田さんから掛けられた厳しく言葉は、いまでも佐藤さんの胸に響いていると思います。

とはいえ、佐藤さんとしても今回の騒動は俳優生命に関わる問題だけに、主張したいことも大いにあるでしょうから、分かっていてもSNS投稿で本音を綴ることをどうしてもやめられないのかもしれません」

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