7月2日からNetflixで配信され、大ヒット中のドラマ『ガス人間』。そのなかで鮮烈なデビューを飾り、強い印象を残しているのが、モデルで俳優のUTA(28)だ。

同作は、東宝とNetflixが初めてタッグを組み、1960年公開の特撮映画『ガス人間第一号』をリブートしたSFクライムスリラー。テレビ番組の生放送中に出演者が破裂して死亡するという不可解な事件をきっかけに、主演の小栗旬(43)演じる刑事が正体不明の“ガス人間”を追うというストーリー。

蒼井優(40)、広瀬すず(28)ら実力派俳優が顔をそろえるなか、物語の鍵を握る謎の存在“ガス人間”を演じているのがUTAだ。

「脚本には映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』などで知られるヨン・サンホ氏、監督にはドラマ『ガンニバル』の片山慎三氏(45)を迎え、配信前から大きな期待が寄せられていました。

実際、初週から日本のNetflixシリーズTOP10で1位を獲得。さらに韓国やタイ、フィリピン、台湾、香港などでも週間トップ10入りし、非英語シリーズの週間グローバルランキングでも7位にランクインしました。SNSでは《とにかくUTA君が良かった》《UTAさんの存在感すごい》と絶賛する声が相次いでいます」(映像制作会社関係者)

UTAは、俳優の本木雅弘(60)とエッセイストで女優の内田也哉子(50)夫妻の長男で、祖母は’18年に亡くなった名女優・樹木希林さん(享年75)だ。’18年にパリ・コレクションでモデルデビューし、国内外で活躍してきた。本作で本格的な俳優デビューを果たすと、人間らしさと怪人という二面性を持つ“ガス人間”を見事に演じ切り、そのミステリアスな存在感が大きな反響を呼んでいる。

そんなUTAを本誌が目撃したのは今から約6年前、希林さんが三回忌を迎える’20年9月のことだった。

両親の本木夫妻と住む都内の住宅から、車に乗って出てきたUTA。実はこの時UTAが運転していた車は、希林さんが生前乗っていた愛車「トヨタ オリジン」。

車好きで知られる希林さんが’01年に購入して“最後の愛車”と大切にしていた車を受け継いでいたのだ。

190cmもあるUTAはバスケット選手としても優秀で、高校はアメリカのスポーツ名門校、大学はカリフォルニアのバスケ強豪校に進学したほど。そんなUTAがモデルを目指すかどうか迷っている時に背中を押したのが、亡くなる1年ほど前の希林さんだったという。当時、本誌の直撃に応じたUTAは、祖母についてこう語っていた。

「自分がモデルを始めようか迷ってるとき、おばあちゃんが声をかけてくれたんです。『いいかい、モデルってのは自分を客観的に見る仕事でもあるからね。新しい視点で勉強にもなるし、面白いんじゃないかい?』って。

また『人の作った洋服やモノを身につけ、それも輝かせなければならない。それを活かすも殺すもあなた次第』とも言ってくれました。そのおばあちゃんの一言が、心を決めた大きなアドバイスになりました」

当時、UTAは希林さんのことを「大好きなおばあちゃんでした」と話し、「よく言っていた『なんでも面白がりな』という言葉は今でも強く、僕の胸に残っています」と、祖母への尊敬と感謝を述べていた。

そして今年、『ガス人間』で俳優として新たな一歩を踏み出したUTA。祖母から受け継いだのは愛車と“表現者としての矜持”を胸にこれからさらなる飛躍を見せてくれるはずだ。

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