10年以上乗っている愛車を運転して皇居に入ったのは、黒田清子さんだった。本誌が清子さんを目撃したのは7月上旬のこと。
両陛下の知人はこう語る。
「黒田さんは伊勢神宮祭主を務めていますので、大きな祭祀が終わった後など、定期的に皇居に参内して、陛下に報告しています。
また黒田さんは以前からご高齢の上皇さまと美智子さまのご機嫌伺いのために、頻繁に赤坂御用地にある仙洞御所を訪ねていますが、最近は、その頻度も増えていると聞いています。実は美智子さまが憔悴されており、黒田さんが心を痛めているそうです」
上皇ご夫妻は5月に大相撲夏場所を観戦される予定だったが、「美智子さまに少しお疲れのご様子がある」として、お取りやめになったことは記憶に新しい。
「その後、ご静養のため葉山御用邸に滞在し、小磯の鼻で地元の人々と交流したときには、美智子さまもお元気そうで胸をなでおろしたのですが……。
いま美智子さまが憔悴されているのはご体調面だけではなく、ご心痛を深める事柄があるからだそうです」(前出・知人)
天皇ご一家は近く、栃木県・那須で静養されるというが、地元住民からはこんな情報が。
「上皇ご夫妻も7月中から那須御用邸で静養される予定だったのですが、急きょ取りやめられたそうで、私たちも心配しているのです」
美智子さまのご憔悴について、ある宮内庁関係者が語る。
「高市政権が推し進めてきた皇室典範改正ですが、関係者の間でも危惧の声が広がっています。特に旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎えることについてです。天皇陛下と“36親等から38親等の隔たりがある”という養子を国民が“皇族”として受け入れることは非常に難しいと思います。
また皇室の高齢化も進むなか、どなたが養子に“皇族としての心得”を教育されるのでしょうか。もし志望者がいたとしても、国民の尊敬や共感は得られないでしょう。
’59年にお輿入れされてから67年。美智子さまは皇室にすべてを捧げられてきた。
「初めての民間出身の皇太子妃として、宮中や国民に受け入れられるために、どれほどの努力をされてきたものでしょうか。
また、上皇さまと新しい皇室像を模索されてきました。それは“開かれた皇室”“国民と共に歩む皇室”という、現在の皇室の基底となっているあり方です。美智子さまにとって、“上皇さまと築き上げた皇室が終わってしまう”ことは耐えがたい苦痛でしょう」(前出・宮内庁関係者)
そうした苦悩についても、清子さんは陛下に報告されているのだろうか。愛娘の奔走により、美智子さまのお心が晴れる日が早く訪れることを祈りたい。
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