「結婚式は、自分が主役になれる幸せな場だと思っていました。まさか、あんなことを言われるなんて…。
最悪の思い出です」

結婚式で酔った親戚男性から「家事は妻がやれ」。37歳の新婦が...の画像はこちら >>
そう語るのは、7ヶ月前に結婚した田中明子さん(仮名・37歳)。明子さんは幸せいっぱいのはずだった結婚式で、夫側の親戚から予想外のことを言われて驚愕。そのやりとりが火種となり、義父母との関係性に亀裂が入りました。

結婚式で酔っ払った親戚から“家事分担のいちゃもん“をつけられた

マッチングアプリで出会った3歳上の夫と結婚した明子さん。婚活が難航したこともあり、結婚式の日、明子さんは大きな幸せを感じていました。ところが、披露宴のフリータイムに予期せぬ出来事が起きます。

席に座っていた明子さんは、夫側の親戚から「おめでとう」と声をかけられました。親戚は酒を大量に飲んだようで、顔は真っ赤。心配になり、「大丈夫ですか?」と尋ねると、思わぬ言葉を浴びせられました。

「結婚なんて、男からすれば本当に墓場だよ。イマドキの女はいいよな。パートで働いてるだけでも大きな顔をして夫に『家事は分担』って言えるんだから(笑)」

結婚式で酔った親戚男性から「家事は妻がやれ」。37歳の新婦が放った“ド正論”に相手は絶句
※AI生成画像を使用しています。
想像していなかった言葉に明子さんは、耳を疑いました。自身は、正社員でフルタイム勤務。
そして、夫とは結婚前から「家事は分担が当たり前」という認識を共有していました。

気付けば口から、「私は正社員ですし、家族なら家事は分担して当たり前なのでは?」と言う言葉が出ていました。

「夫と同等の稼ぎがある」との発言に義父が激怒

明子さんの返答に対して親戚は興奮気味に「でも、稼ぎはあんたのほうが少ないだろ?だったら、その分を家事で補うのが家族ってもんじゃないの?」と言い返してきました。

時代錯誤すぎる考え方だ……。そう思い、明子さんは「私は夫と同等の収入ですよ」と親戚に言い返したそう。予想していない返答だったのか、親戚は一瞬言葉を失った後、「……まあ、頑張って」と言い残して、その場を去りました。

「理不尽な言葉に言い返せて、スッとしました。でも、本当の問題はその後でした」

結婚式が終わった後、明子さんは義父母から親戚とのやりとりに関して注意を受けたのです。

「親戚は私の反応が面白くなかったのか、義父母に一連のやりとりを話し、『あんな気の強い嫁なら、あんたたちもこれから苦労するな(笑)』と言ったそうです」

結婚式で親戚と言い合いになるのは、さすがにまずかったな…。明子さんはそう反省し、義父母に謝りました。しかし、義父母が激怒していた理由は、“夫と同等の稼ぎ”と言ったことだったそうです。

「夫と同等の稼ぎ」と言ったことに義父母が激怒

義父は「男を立てるのが妻の役目なのに、他人に給料の話をして夫と同等と言うなんて、はしたない」と怒り、義母は「親戚に謝りに行きましょう。私もついていってあげるから」と言いました。

まさかすぎる怒りの矛先に、明子さんは困惑。
しかし、「私は、事実を言っただけです。謝らなければならないことはしてないと思います」と気持ちを伝えました。

すると、義父は声を荒げて「あんた、息子の株を下げたいのか? あんたの言った言葉のせいで、息子は女と同等の稼ぎしかいないって親戚から笑われるんだぞ! 常識がないにもほどがある!」と怒鳴りました。

「夫が仲裁に入ってくれたので、その場はなんとか納まりました。でも、この出来事を機に、義父母から距離を置かれるようになりました」

義父母が親戚中に言いふらしていた“嫁の悪口”とは?

結婚式で酔った親戚男性から「家事は妻がやれ」。37歳の新婦が放った“ド正論”に相手は絶句
驚いて口元に手を当てる女性
それから数ヶ月後、明子さんは義父母が自分の悪口を親戚中に広めていることを知りました。きっかけは、結婚式に参列できなかった夫のいとこがお祝いの品を自宅へ持ってきてくれたこと。

フランクないとこは明子さん夫妻と話した後、「ってか、奥さん全然気が強くないじゃん! 叔父さん(義父)が言ってた性格と全然違うんだけど」と笑いました。

どんな風に言われているのだろう。気になり、尋ねてみると、いとこからは少し口ごもった後、白状。

「気が強くて、自分が一番じゃないと満足しない嫁だって…。夫と同じくらい稼いでるって嘘をついて夫に家事を任せっきりの人だって言ってるんだよね」と話してくれました。

「知っておいたほうがいい悪口だと思ったからと言い、教えてくれました。
義父母は私を悪くいい、そんな女に捕まった息子がかわいそう、尻に敷かれていると親戚中に言っていたんです」

親戚の間で明子さんは今も気の強い嫁であり、夫を尻に敷く女です。しかし、そう言われても構わないと明子さんは思っています。

「ヤバい女だと思ってくれたほうが面倒な親戚付き合いがないですし。それに、収入でしか人の価値を判断できなそうな義父のほうがよっぽどヤバいので関わりたくないです」

夫婦間の収入格差にこだわる義父母は、“給料”という目に見えるものでしか息子の価値を測ることができていない人たち。男女ともに共働きが当たり前な時代だからこそ、価値観をアップデートし、自身の歪みに気づいてほしいものです。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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