これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。
誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

「高級車に乗ってる=カッコイイ」は昔の話?

バブル時代であれば、「いい車に乗っている男性はモテる」というイメージがあったかもしれません。

しかし令和の今でも、男性から「車を持っていないのですが女性からモテませんか?」「レンタカーでデートするのはマイナスでしょうか?」という質問を受けることがあります。

そこで今回は、「恋愛と車」というテーマについて、データをもとに考えてみたいと思います。

「初デートに車で来た男性をお断りしました」車種と語りに感じた...の画像はこちら >>
リセールバリュー総合研究所が2025年10月に男女650人を対象に実施した「男と女のカーライフ調査」では、
友達や恋人の車の種類・グレードを気にしたことがありますか?」という質問に対し、
「気にしない」と答えた女性は73.4%でした。男性も68.5%が「気にしない」と回答していますが、女性のほうがさらに車種に関心が低いことが分かります。

さらに、「パートナーや気になる人が高級車(外車含む)に乗っていたらどう思いますか?」という質問では、

「カッコイイと思う」と回答した女性はわずか6.1%。男性でも10.8%しかいませんでした。

もちろん、「経済的に余裕がありそう」と感じる女性も24.2%いました。しかし、今の婚活では結婚相談所やマッチングアプリで年収や職業が先に分かるケースが多く、車種そのものが経済力のアピールになる時代ではありません。

それどころか、「お金の使い方が気になる」と答えた女性は24.5%と、「カッコイイ」と思う人よりはるかに多い結果でした。男性でも15.4%が同様に回答しています。

つまり、高級車は「カッコイイ」と思われる可能性より、「お金の使い方が自分とは合わないかもしれない」と警戒される可能性のほうが高いのです。


逆に、女性が高級車に乗っていたり、高級車への憧れを口にする場合でも、「お金がかかる女性かも」と相手から警戒される可能性はあります。

「初デートに車で来た男性をお断りしました」車種と語りに感じた“結婚リスク”
カーライフ実態調査
また、自動車購入にかけてもよい金額についても男女差がありました。

女性の60.4%は「200万円以内」と回答し、400万円以上かけたい女性は8.8%しかいません。一方、男性は400万円以上かけたい人が15.2%います。

「初デートに車で来た男性をお断りしました」車種と語りに感じた“結婚リスク”
カーライフ実態調査
もしあなたが「200万円以内で十分」と考えているなら、それ以上のお金を車に使う人に対し、「金銭感覚が違いそう」と感じても不思議ではありません。

レクサスでデートに来た男性を断った

実際、婚活中の女性からこんな話を聞いたことがあります。

年収700万円ほどの男性がレクサスでデートに来たため、「素敵な車ですね」とほめたところ、車へのこだわりを延々と語り始め、「2~3年ごとに買い替えている」と話していたそうです。

その女性は「この人とはお金の価値観が合わない」と感じ、それ以降会うのをやめました。

また別の女性は、LINE交換をした際、プロフィール画像が高級車だったことから、「かなり車好きで、お金を車につぎ込むタイプなのかもしれない」と感じ、連絡を取るのをやめたそうです。

男女逆でも、同じことは起こりえます。

もちろん、高級車好きが悪いわけではありません。ですが、令和の婚活では“高級車志向”が必ずしもプラス評価にはならないことは知っておいたほうがいいでしょう。

いまやドライブデートはレンタカーでもOK

「若者の車離れ」とよく言われますが、昨今どのくらいドライブデートをしているのでしょうか。

「初デートに車で来た男性をお断りしました」車種と語りに感じた“結婚リスク”
ドライブ
パーク24(駐車場などの運営企業)が2024年に5749人を対象に行った調査では、29歳以下で「ドライブデート経験がある人」は64%でした。


この調査はドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」会員が対象なので、世間一般(※)よりは高い経験率となります。

さらに、「レンタカーやカーシェアでドライブデートをしたことがあるか」という質問では、20代は55%、30代でも51%が「ある」と回答しています。40代では33%まで下がるので、若い世代ほどレンタカーやカーシェアへの抵抗感がないのでしょう。

※ 20代の運転免許保有率は年々下がり、2024年は約77%(警視庁「運転免許統計」の保有者数を20代人口で割った数字)

世代によっては「車内で告白した、プロポーズした」といったロマンチックな思い出もあるでしょう。しかし若い世代にとって、車は特別な空間というより、あくまで移動手段の一つなのかもしれません。

また、免許保有率が下がり続けているので、今後はドライブデートそのものが減っていく可能性もあります。

ちなみに、私が高校を卒業した頃は、卒業後すぐ自動車学校へ通うのが当たり前でした。時代は大きく変わったものです。

初デートでドライブデートをお勧めしない理由

40代以上向けマッチングアプリ「ラス恋」が2026年5月に実施したユーザーアンケートでは、「好きなデートプラン」の1位はドライブデートでした。
若者世代より割合が高いと思いますが、「ドライブデートが好き」と回答した人は、男性88.1%、女性90.6%に達しています(回答者1365人)。

ところが、これが初デートとなると話は変わります。

「初デートでドライブデートを提案されたらうれしい」と答えた男性は75.1%だったのに対し、女性は35.0%しかいませんでした。


「初デートに車で来た男性をお断りしました」車種と語りに感じた“結婚リスク”
ドライブデート
これは婚活男性に伝えたいことですが、「ドライブが好き」と女性のプロフィールに書いてあったとしても、初デートでドライブは避けた方がよいのです。

出会いのシーンでは、男女で気持ちが盛り上がるタイミングに差があります。男性は初デート前後に気持ちのピークを迎えやすい一方、女性は「まだよく分からないけれど、嫌ではないから一度会ってみよう」という温度感で初デートを迎えることが少なくありません。女性にとって初デートは楽しみでもなく、顔合わせぐらいかもしれないのです。

個人差は大きいですが、女性のほうが見知らぬ異性に対する警戒心も強い傾向があります。初対面に近い男性の車に乗り、「どこへ連れて行かれるのだろう」と不安を感じる女性もいます。

また、初デートではなくとも付き合う前のドライブデートでは、ガソリン代や高速代をどうするかでもめてしまい、帰り際に気まずくなって関係が終わってしまうケースを聞いたことがあります。

ドライブデートそのものは今も選択肢の一つとして人気があります。ただし、それはある程度お互いを知り、信頼関係ができてからの話です。初デートは、まずはカフェやランチなど、気軽に解散できる場所がおすすめです。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活アドバイザー、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。
低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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