◆第108回全国高校野球選手権西東京大会 ▽4回戦 駒大高7―3早実(18日・府中市民)

 第4シードの駒大高が早実を破り、3年ぶりに8強進出。ドジャース・山本由伸を参考にする山本拓弥投手(3年)が、9回11安打を許しながら3失点(自責1)で完投した。

 171センチのエース右腕は、小学5年から同じ名字の由伸の投球フォームを研究。「肘をけがして、あまり肘を使わない投げ方にしようと。試して、いい球が投げられたので、ずっと続けています」。本家が行う、やり投げトレーニングも用具を購入して実践。前日も使い、「やり投げは体を使わないと遠くに飛ばない。一目瞭然で分かる。調子がいい日はよく飛ぶ。きのうはいつも以上に飛んでいました」と好感触を得て、強敵に立ち向かった。

 最速138キロの直球に得意のスライダーを交ぜ、「三振より低めに集めて、ゴロを打たせる。自分のテンポを作れた」と16個のゴロアウトを奪った。「一番の山場で、みんなのための投球ができてよかった」と汗をぬぐった。

 初戦の2回戦から中大付、法政、早実と同じような大学の付属校、系属校に3連勝。

川端教郎監督は「駒大は今、東都2部で、中大さんは1部。初戦も(景気づけに)『勝ったら、駒大が1部に上がれるぞ』と話していた。法政さんとのゲームで調子が上がって、山本が投げずにきょうにぶつけられたのが勝因。相手関係なく、自分たちがやってきたことに集中してきた」。エースの好投に打線も16安打7得点で応えた。弾みをつけて、20日の準々決勝で創価に挑む。(雑誌『報知高校野球』取材班)

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