“予約の取れない鍼灸師”として注目されている育毛鍼灸の第一人者の白石明世さん。

だるい、やる気が出ない…人気鍼灸師が「そんな人こそ食べてほし...の画像はこちら >>
 東京・表参道の鍼灸サロン「EN body conditioning salon」で施術を行うほか、著書『すごい腎活習慣』(徳間書店)や『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などを通じて、東洋医学について発信しています。


 今回はそんな白石さんの視点から、夏の終わりの「だるさ」とその対策について解説します(以下、白石さんによる寄稿)。

「なんだか体がだるい」は身体のエネルギー不足かも

「お盆に夏休みとイベントが続き、なんだか体がだるくて、だるくてしょうがない……」

 そんな方、いらっしゃいませんか?

 東洋医学では、体がだるい状態を身体のエネルギー不足である「気虚(ききょ)」と考えることがあります。

「気」とは、東洋医学では身体全体をめぐり、身体を動かすためのガソリンのようなものと考えます。この気が満たされていると人は元気で毎日ハツラツと行動ができます。

 イメージでいうとドラゴンボールのスーパーサイヤ人! あれが気に満ち満ちている状態です。そのスーパーサイヤ人の対極にいる状態が、干からびたゴボウのように気が不足している状態です。

 そのため、気が不足すると、身体のあらゆるところに元気がなくなり不調がでてきます。この状態を東洋医学では【気虚】(ききょ)と呼びます。
もちろん、髪の毛もその一つです。

あなたも「気虚」かも? チェックリスト

だるい、やる気が出ない…人気鍼灸師が「そんな人こそ食べてほしい」とすすめる“意外な食べ物”
※イメージです(以下、同じ)
 この「気虚」という状態には特徴があるので、一緒に確認をしていきましょう!

1.息切れ
少し歩いただけなのに、何もしていないのに息が苦しくなってくる。

2.倦怠感
常に怠い。朝起きてもスッキリ感がない。

3.無力感
やる気が起きない。何もしたくない。


4.脈弱
手首に指先をあてたときに、脈が糸のように細かったり、触れなかったりする。

 いかがでしたか? 4つ揃えばあなたは、立派な気虚です。

 きっとさぞかしお身体がツラいことと思います。

そんな方には気虚を改善する、気を補う食材をおすすめいたします。

だるい人こそ「お米」を食べてほしい理由

だるい、やる気が出ない…人気鍼灸師が「そんな人こそ食べてほしい」とすすめる“意外な食べ物”
お米 ご飯
 気虚の人におすすめしたい食材、それはお米です。

 東洋医学では、お米は「気」を補う代表的な食材のひとつとされています。昔の旧字体の「氣」の中は米! 米は昔から元気を作る源と考えられていました。

 私たちの「気」は、食べたものから作られると考えられています。

 お米は食べ物を消化する役割の脾胃(ひい)を養い、気を作る力を助ける食材とされているため、身体がだるい、疲れやすい、力が出ないといった「気虚」の方におすすめしたい食材なのです。

 現代の栄養学から考えてもお米に多く含まれる炭水化物は、身体を動かすための大切なエネルギー源です。

 特に玄米には、糖質をエネルギーに変える際に必要となるビタミンB1が白米より多く含まれているので、私も玄米を毎日食べています。

 当院の患者様でも気虚に該当する方が多くいらっしゃいますが、お食事を伺っていると、朝も昼もパンを食べて、夜はおかずのみという方が多くいらっしゃいます。


 重度の気虚の方の中には、お食事を摂るだけで疲れてしまうという方も。

 そのような方にとっては、口当たりがよく、手軽に食べられるパンが摂取しやすいのかもしれません。

 しかし、これは消化吸収をし、エネルギーを生成する脾胃が養われず悪循環を生んでしまうことになります。

 お身体がだるくてしょうがない方は、何か特別なものを食べる前に、まずは毎日の食事で朝、昼、晩とお茶碗1杯分でいいので、お米を食べてみてください。1週間も続けると体感が変わってくるはずです。

 みんなでお身体を健康にして心地よい毎日を過ごしていきましょうね。

<文/白石明世>

【白石明世】
EN body conditioning salon合同会社代表/鍼灸師。
5歳よりクラシックバレエを始め、14歳から中国・上海京劇学院、17歳からスイスのルードラ・ベジャール・バレエ学校に進学。20歳で腰痛をきっかけに帰国後、2011年に東京衛生学園鍼灸専門学校に入学し、はり師・きゅう師の国家資格を取得する。2016年に原宿で開院、2022年に表参道・骨董通りへ移転し「EN body conditioning salon」に改名。「ザ・ペニンシュラ東京」のパートナーとして、ホテル内スパでの施術も行う。各種メディアにも多数登場、著書に『すごい腎活習慣』(2026年、徳間書店)。

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