7月20日(月・祝)、七尾市の仮設住宅団地で組立ワークショップ

北陸三県の建築系学科のある大学・高専の研究室を単位としたチームが連携した「GAPPA noto」 (北陸建築学生仮設住宅環境支援プロジェクト)では、このたび、サクラパックス株式会社(本社:富山県富山市)と協働し、能登半島地震の被災者支援を目的とした段ボール収納棚「ぱたラック」を開発しました。

 

2026年7月20日(月・祝)に、七尾市の垣吉町第一団地および舟尾町第一団地において、入居者を対象とした組立ワークショップを開催し、完成した収納棚を無料で配布いたします。
今後は、他の仮設住宅団地でも順次配布を予定しています。

 

組立ワークショップ概要

名称:段ボール収納棚「ぱたラック」組立ワークショップ

日時:2026年7月20日(月・祝)10:00~15:00

会場

 ・垣吉町第一団地 集会所(石川県七尾市)

 ・舟尾町第一団地 集会所(石川県七尾市)

内容

 ・段ボール収納棚「ぱたラック」の組立ワークショップ

 ・完成品の無料配布

 ・学生との交流会・お茶会

主催:GAPPA noto

協力:たつるはま未来会議





【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607142518-O2-JbW41ujX

 

仮設住宅の収納不足という課題から生まれたプロジェクト

GAPPA noto (北陸建築学生仮設住宅環境支援プロジェクト。会長:金沢工業大学 竹内申一教授)  は、令和6年能登半島地震の被災地に建設された仮設住宅地において、居住者の方々の安らぎのある住環境と豊かなコミュニティの形成を支援することを目的に、2024年5月に発足した学生による支援団体です。北陸三県の建築系学科のある大学・高専の研究室を単位としたチームが連携して支援活動を行っています。

 

今回の取り組みは、富山大学芸術文化学部 横山 天心准教授からの紹介をきっかけに、段ボールパッケージメーカーであるサクラパックス株式会社との協働によってスタートしました。

 

被災地での活動を続けるなかで、仮設住宅では限られた居住空間に対して収納スペースが不足していることが課題の一つとして見えてきました。特に高齢者世帯では、生活用品や日用品の整理・収納に苦労されているケースも少なくありませんでした。

 

そこでGAPPA notoでは、住環境の改善につながる収納家具の提供を検討しました。しかし、仮設住宅は将来的な退去が前提であることから、一般的な家具を提供するのではなく、廃棄時の負担や環境負荷にも配慮した段ボール製家具が適していると考えました。

 

学生コンペから誕生した収納棚「ぱたラック」

 

製品開発にあたっては、GAPPA notoに参加する複数の研究室から学生の提案を募り、コンペ形式でアイデアを募集しました。教員とサクラパックス株式会社の社員による審査の結果、金沢工業大学・藤井研究室の川端一巧さんの提案が最優秀案として選出されました。

 

その後、サクラパックス株式会社による設計・製造面での専門的な支援を受けながら改良を重ね、製品化が実現しました。


 

「ぱたラック」の特徴

 

「ぱたラック」は、1枚の型抜き段ボールを折るだけで組み立てることができる収納棚です。多くの段ボール家具が複数の部材を組み合わせて構成されるのに対し、「ぱたラック」は1パーツのみで完成することが大きな特徴です。

 

これは、仮設住宅に暮らす高齢者でも無理なく組み立てられることを目指した設計です。工具を必要とせず、短時間で組み立てることができます。

 

また、「ぱたラック」には可動式の棚板が備えられており、利用者の暮らし方に合わせて収納空間を自由に調整できます。4枚の棚板を開閉することで、16通りの収納パターンをつくることが可能です。

 

棚板を開いたり閉じたりする様子が「ぱたぱた」と見えることから、「ぱたラック」と名付けられました。シンプルな構造でありながら、多様な収納ニーズに応えることができる製品です。

 

GAPPA notoコメント

GAPPA   notoでは、被災地の住環境に関する課題に対し、建築やデザインの力で解決策を提案する活動を続けています。今回開発した「ぱたラック」が、仮設住宅で暮らす皆さまの日々の生活を少しでも快適にし、暮らしの質の向上につながることを願っています。また、学生が企画・設計したアイデアが地域企業との協働によって実際の製品となり、被災地支援へと結実した本プロジェクトの取り組みを広く知っていただきたく、ぜひ取材をご検討ください。

 

段ボール収納棚「ぱたラック」プロジェクトについて

本プロジェクトは、金沢工業大学藤井研究室の学生・大学院生が中心となって企画・設計を行い、サクラパックス株式会社の技術的支援のもとで実現しました。
学生のアイデアを実際の製品として社会実装し、被災地支援へとつなげる産学協働の取り組みです。

 

プロジェクトメンバー

指導教員

 •  藤井 健史(金沢工業大学建築学部 建築デザイン学科准教授)  

学生メンバー

• 川端 一巧:大学院建築学専攻博士前期課程1年 ※「ぱたラック」最優秀提案者

• 源 侑美:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 古川 莉央:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 梅田 順胤:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 窪田 集:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 勝山 紗穂:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 玉腰 大輝:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 古山 大翔:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 三原 愛生:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 落合 翼:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

• 青木 隆矢:建築学部 建築学科(建築デザインコース)4年

 
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