奈良県桜井市で90代の女性が自宅の庭先で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。熱中症の疑いがあるということで、奈良県内で熱中症の疑いによる死亡事案が報告されるのは、今年初めてです。



県によりますと、24日午後6時ごろ、奈良県桜井市の住宅の庭先で90代の女性が見つかり、親族から消防に通報がありました。

救急隊が現場に到着した時点で心肺停止の状態だったということで、女性は病院へ緊急搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

奈良県で熱中症の疑いがある死亡事例が報告されるのは、今年5月1日以降初めてだということです。

近隣の気象観測地点である奈良市の針では、24日の最高気温が35.8度を記録する猛暑日となっていました。

また、県内には前日から熱中症警戒アラートが発表されていました。

気象庁の観測データによりますと、奈良市・針では今月7日の最高気温が24.7度だったのに対し、9日には32.4度と初めて30度を超える真夏日となりました。さらに14日には33.6度、17日にはこの夏初めてとなる35.7度の猛暑日を記録し、21日以降は連日35度を超える猛暑日が続くなど、急激な気温の上昇がみられます。

こうした急激な気温上昇に伴い、熱中症による救急搬送者数も急増しています。

奈良県によりますと、今月13日から19日までの1週間における県内の熱中症(疑い含む)による救急搬送件数は166人に上りました。

これは前の週(今月6日~12日)の62人と比べて104人増加し、約2.7倍に急増したことになります。

奈良県は、熱中症は日頃からの予防が重要であるとして、こまめな水分補給や大量の汗をかいた際の塩分補給を徹底するよう求めています。

また、家の中では昼夜を問わずエアコンなどを利用して室温を調整することや、熱中症警戒アラートが発表されている際は外出を控えることなどを呼びかけています。

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