文音は、昨年3月に東京音大ピアノ演奏家コースを卒業し、本格的に活動を開始した。
さらに「文音」という名前について聞かれ、野口は「左右が対称の感じにした」とした上で「名前もそうでしたが、とにかく調和のとれた女の子に育ってもらいたいと思っていたので、今はうれしく思っています」と顔をほころばせながら語っていた。
文音によると家にはドラムやギター、ベースなど、さまざまな楽器があり、野口が家にいる時は、常に音楽に向き合っていたという。「物心がついた時から音楽は身近な存在になっていましたね。聴く音楽もポップスだけではなくクラシックも多かった」と振り返る。
野口は「実は、自分の子ですから、お腹にいた時から音叉(おんさ)で“ラ”の音を聴かせていたんです。ある意味人体実験ですかね」「文音が生まれた後、泣いている時に、音叉で“ラ”の音を聴かせると泣き止むんです。で、ひょっとしたら、“ラ”の音を聴き慣れていて、安心したのだと思った」と語る。
文音が3歳になった時、野口がコップを叩いて「何の音」と文音に尋ねたところ「シ」の音と答え、しかも「少し低い“シ”の音」だと答えたことから、その瞬間「この子には絶対音感がある」と確信。さらに文音が「左利き」だったことから、野口は「左利きはピアノ演奏が合っている」と思ったという。
文音は、そんな野口について「普段はジョークばかり言って笑わせていますが、音楽に対しては本当に厳しかった。でも、そんな父を心から尊敬しています」と言い、野口は「言葉が出ませんね。ウルウルしてしまいます」。
文音は、大学卒業後は野口の作った曲のアレンジを手掛けているほか、ピアノ演奏、ストリングスでも共演している。また、NHK BS『歌える青春のベストソング』や『歌える!青春のベストソング~ザ・ヒットパレード 』などにも出演し、坂本冬美や華原朋美のバックでピアノ演奏などもしてきた。
野口は現在、『A new chapter~新たな章へ~』と題したNHK交響楽団との共演コンサートを全国で繰り広げているが、8月14日の東京・赤坂サントリーホール公演からは文音もピアノ演奏で加わる。文音は「父の音楽に対する情熱には、いつも驚かされています。ピアノの演奏でもアドバイスしてくれます。長年、音楽に携わり、突き詰めてきた父だからこその意見ばかりで、深く考えさせられます」と意欲を語っていた。
なお、野口の56(ゴロー)周年を記念し、1976~79年にアメリカで録音された4部作のベスト・アルバム『GORO IN U.S.A. BEST OF PAST 4YEAR STEPS』がCDと配信でリリースとなっている。

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