小栗旬田中圭綾野剛坂口健太郎間宮祥太朗木村文乃赤楚衛二葉山奨之原菜乃華など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇を経て、本物の俳優を目指し、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。
彼らがTSALと出会ったきっかけ、そして彼らの芝居にかける想いを聞いた。
(撮影/厚地健太郎)

 ■塩谷 稜インタビュー/「講師の言葉をきっかけに坊主にしたら、自分の強みを知ることができました」

──TSALに入所するまでの経歴を教えてください。

「幼少期から人前で目立つことが好きでしたし、父親の影響で映画の世界にすごく興味がありました。その後、大学進学で上京したのがコロナ禍の時期で、全てリモート講義になってしまい、想像していた大学生活を送れなかったのは大きなショックでした。結果としてそれが自分を見つめ直す時間になり、本当に何をやりたいのか考えた時、エンターテイメントの世界で演じてみたい、芝居をちゃんと学んでみたいと思ったんです。そこで第一線で活躍されている役者さんの事務所を調べ、トライストーン・エンタテイメントにプロフィールを送って、結果としてはダメだったんですけど、ラボの資料を送っていただいたので、ここで挑戦してみようと思って入所しました」

──ラボでの学びで印象深かったこと、ここで掴んだことを教えてください。

「改めて演じることが好きなんだと思うのと同時に、自分の演技が思うように見る側に伝わらないギャップの大きさも痛感しました。そして、目立たず印象に残りにくい自分を変えたいと講師の方に相談した時、“坊主にしたほうがいいんじゃない”というアドバイスをいただいたんです。それをきっかけに思い切って坊主にしてみたら、自分自身のイメージと相手が持っているイメージが格段に違うことを思い知らされました。これまで自分を美化し過ぎて、カッコつけていたんだなと。目つきと、ぶっきらぼうな様子を活かす答えが自分にとっては坊主頭でした。不器用なキャラクターと、素の自分のギャップにも気付くことができましたし、今の自分の表現の強みになっているんじゃないかと感じています」

──TSALで得たことは、外部のお仕事にどのように反映されていますか?

「様々な現場で、トライストーン所属俳優の方のお芝居を間近で見る機会をいただけているんですが、現場での居方というのは勉強になることが多いです。
自分は坊主なのでただでさえ目立ってしまうので、撮影中と準備の段階のメリハリは大切にしています。カメラが回っているときは全力でお芝居を楽しんで、準備のタイミングではスタッフさんやメインの方々の導線の邪魔にならないように意識しています。そして挨拶はやはりラボで徹底されていますし、人として大切なことだと思うので気を付けています」

──直近と将来の目標を教えてください。

「やはりこの坊主の容姿なので、NHK連続テレビ小説や大河ドラマは、時代背景としても合っていると思うので、そこを目指したいと思っています。そしてたくさんのトライストーンの先輩の方々の近くでお芝居ができる環境にステップアップできたらいいなと思っています。TSALの先輩である前原滉さんが、印象に残る演技で第一線で活躍されているように、自分も物語のなかの重要なキーマンとして、誰かの心に残るようなお芝居ができる俳優でありたいと思っております」

■PROFILE
しおや・りょう●2001年9月25日、栃木県出身。資格:実用英語技能検定2級 特技:サッカー、バスケットボール、野球 趣味:映画鑑賞、散歩
芸歴:NTV『潜入兄妹』1話/ホワイトハッカー大会入賞者役(2024)、NHK連続テレビ小説『あんぱん』一等兵役(2025)、Netflix『GLH』観客役(2025)、TSAL舞台公演Vol.9『SkaGhost』藍建役(2025)、CM 日清食品「焼きそばUFO」(2025)疲れブチ抜く野球部篇 野球部員役(寄りカット)

人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。
もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。映画『白鳥とコウモリ』中町役、『死ねばいいのに』山崎寛之役で出演の前原滉、2026年度前期NHK連続テレビ小説『風、薫る』にて、帝都医大病院の看病婦(かんびょうふ)・三浦ツヤ役を演じた東野絢香も、演技未経験でTSAL入所~レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属をした一人である。
編集部おすすめ